♪キャンドルは燃えているか♪

キャラメルボックス恒例のクリスマスツアー。再演なんですね〜。

99.12.15 サンシャイン劇場

STAFF

作・演出 成井豊 製作総指揮 加藤昌史
演出助手 石川寛美 美術 キヤマ晃二
照明 黒尾芳昭 音響 早川毅
振付 川崎悦子 <BEATNIK STUDIO>

CAST 

伊丹 岡田達也 礼子 岡田さつき
神戸 西川浩幸 竜野 大内厚雄
田嶋ミラノ<客演> 姫路部長 大森美紀子
須磨子 坂口理恵    
ひよ子<RED> 中村亮子 ひよ子<GREEN> 岡内美喜子
舞子 真柴あずき 明石 篠田剛
静香<RED> 小川江利子 静香<GREEN> 前田綾
加古川<RED> 佐藤仁志 加古川<GREEN> 成瀬優和
西宮刑事 南塚康弘 尼崎警部 近江谷太朗

ちなみに、私が観たのは<GREEN>キャストなのだが、加古川役は佐藤仁志くんでした。

1階7列22番!真中よりちょっと上手側で、すごくステージに近いけど、
近すぎではなく、イイ感じの席!

キャラメルお得意の近未来SFジェットコースター演劇。
キャラメルはいつもそうだが、一時も目をそらしていられない。とにかくスピード感。
押せ押せイケイケ、力の限りゴー!ゴゴー!だ。
なんにも考えなくていいし、見ててソーカイ。

しかし、近くで見たからかな〜。あれ〜?大内厚雄って・・・こんなカッコ良かった?
あれ?あれー?あれぇ〜?何だか妙〜にカッコ良いいな〜・・・

話の軸は「ハリマ」に雇われる伊丹、礼子、神戸の3人が、1年間の労働の対価5千万円と
引き換えに記憶1年分を奪われ、それを取り戻すために、あっち行ったりこっち行ったり
ケーサツに追われたり、結局最後は伊丹と礼子がメリークリスマスっつー話で、
ヒーローとしては伊丹が正統(とも言えないか・・・?)なんだが、
反対側のダークヒーロー(竜野)の方がカッコ良く見えるってことって、
往々にしてあるよなぁ。うん。あと、ダークなスーツを着てキメてるってのも一因?(笑)

今回のヒロイン、岡田さつき。いかにもしっかりした役者ぜんとした演技の人なので
今まではなんとなくそれが鼻につく気がしてあんまり好きじゃなかったが、
なんか良かったな、今回。かわいかった。
(でも、パンフとかの写真だとあまりかわいくなく写ってしまっているのは何故だ、この人?)

岡田達也も、今まで見たのと結構印象ちがうな〜。ガラ悪い男で。
ほぉ、こういうのも似合うんじゃない?髪の毛短いのもいいしね。
西川浩幸はすっかりいいパパ役が板について・・・(?)。いいわ〜
前田綾、カワイイ。顔が好き。
あと、近江谷太朗、この人と篠田剛。この2人がいなかったら面白さ半減だったろうな〜、
ただ笑わせるっていう意味だけでなく。

あ、あと、ダークサイド(?・・・ハリマね)のヒロイン・田嶋ミラノ・・・あの小ささ細さで
あんだけ強い(雰囲気が)のはカッコイイな〜。

あと、ピーコさんのファッションチェック(意味不明)!
田嶋ミラノの白いコートがキュートとエレガントの間って感じで、すごくかわいかったわ〜(^^)
バカップル篠田剛&前田綾もコートがかわいい〜。水色ダッフルと、ピンクのコートの
パステルな2人が、緊迫したストーリーの中でもパステルな感じ(笑)でナ〜イス。

 

なんだか、たいした感想じゃないが・・・無理もない。だって、自分すんごい体調悪かったんだも〜ん(^^;;
特に後半集中して見られなくて、つらかった・・・。うぅ。
観劇するときは、体調管理も万全にせねばなりませんなっ!

というわけで、はい。おまけマンガ。(画像、重たいかな?すんません^^;)
伊丹くんセクハラ大王・岡田達也)と、ひよこちゃん(岡内美喜子)

 

オイオイ、そんなことやってっから
セクハラ大王なんて言われちゃうんだぞ、
岡田達也(笑)。

 

 


♪MIRAGE♪

新作。どうやら、作・演出の成井さんの実体験がちょっと元ネタになってるお話らしいです。
エェ話や・・・(涙)

STORY

最愛の妻を亡くした真面目な高校の英語教師・新庄。
生きる気力を失ない、日々妻の幻と向かい合う後ろ向きな日々を送る。
半年ほどして、3月。卒業生を送り出すと同時に学校を辞職。
今にも自殺しそうな新庄。

そんな先生をなんとか思いとどまらせようと考えた、15年前の教え子・真澄(マンガ家)、
天童(酒屋)、鶴岡(パティシエ)&その妻と、新庄の娘(英文科の女子大生)は
先生に自宅で英語教室を開いてもらうことにした。生徒は真澄たち自身。
少なくとも毎週授業があれば、来週までは、次回の授業があるから、と生きててもらうことが
できるという寸法。

そこへ家庭崩壊の危機に瀕した新庄の妹・千登勢が、夫と中学生の娘をおいて家出し、
新庄家に転がり込む・・・

 

00.3.25 サンシャイン劇場

STAFF

作・演出 真柴あずき+成井豊 製作総指揮 加藤昌史
演出助手 白坂恵都子 美術 キヤマ晃二
照明 黒尾芳昭 音響 早川毅
振付 川崎悦子 <BEATNIK STUDIO>
音楽 SCUDELIA ELECTRO

CAST 

新庄先生 粟根まこと(劇団☆新感線) 真澄 坂口理恵
鶴岡 西川浩幸 史恵 小川江利子
天童 岡田達也 尾花沢 大内厚雄
久美子 岡内美喜子/前田綾 酒田 南塚康弘
優子 大森美紀子 たまき 中村亮子
千登勢 岡田さつき 山形 篠田剛
律子 青山千洋/藤岡宏美    

 

起きたらすでに11時。ちょっと色々してたらすぐ夕方。(土曜日って、そういうものよね^^;)
(妹)と池袋サンシャインへキャラメルボックス「MIRAGE」を観に。
1階22列23・4番。劇場内へ入るとまずセットのキレイさにうわぁ〜。
白い棚に本がたくさん。明るい感じ。
下手側にデスクがあって、モデル人形なんかも置いてあって、マンガ家の仕事場ってわけね。

ストーリーのキモは、

真澄たちの、先生を立ち直らせるための奮闘
新庄の、妻の幻との別れ
娘・たまき との葛藤と和解 が、千登勢の家庭の自力救済をからめて描かれる

ってとこなんだけど、これが描かれているのが実は真澄の描く60p読みきり漫画
(〆切を控えて修羅場。)の中であり、担当編集者・酒田が狂言回しとして
次々とあがってくるネーム
(マンガの下書き)を読む、という形で進んでいく。
実はこの狂言回し、出番もセリフもすごい多い割に、ストーリーの本筋に絡まないので
「ゴクローさん」な感じのちょっとカワイソウな役・・・

キャラメルはかなりイキオイというか、ノリで最初っから最後まで一気に見せちゃうから
こっちもイキオイでググーーっと観ちゃうんだけど、まぁ、敢えて言うなら。
新庄先生が「服毒自殺」を図ろうと、亡き妻の香水のビンに毒薬を入れて
いつも持ち歩いており、それを失くしたことで大騒ぎになる、
というクライマックスが なんていうか・・・。
気持ち的には本当にクライマックスで、真澄VS先生、先生&娘の和解にはとても感動
するんだけど、なんていうか設定のリアリティがそのクライマックスの高さにイマイチ
つりあうところまで上がんないっていうか・・・。
思わず、「ど、毒薬ぅ〜!?」とツっこみたくなっちゃうのよね。

いやぁ〜、でも「教師は勉強を教えるんじゃなくて 人生を教えるんだって言ったのは
先生じゃないですかっ!?自殺するってことは、今まで教えてきた大勢の生徒たちを
裏切るんですかっ!?いーですよ、じゃー今、ここで死んでください!!!」っつー
坂口理恵 入魂のクライマックスシーン。これはねー。R
(友人)のダンナさん(中学校教師)
観て涙したっていうのが、わかるね。私も涙出た。

あと、美しいのが 妻・優子の幻との別れのシーン。生の世界でもう一度生きようとするには
幻とは別れなければならないっていう、いかにもありがちな話なんだけど、
やっぱり切なくて、いいね〜。っかー、せつなかーッ。

そんな中、とにかく、今回のヒットはやはり真澄のアシスタント役・大内厚雄。
いきなり花柄のバスタオルを頭に巻き、ピンクのバスローブ姿で登場。
(まるでアーバン宝田。笑 →)
先公演の格好良い悪役とは打って変わってゲイ(?)のお兄さん。
なよなよ感もヤリすぎず程よく、ショッキングピンクのおパンツもイイ感じ(笑)。
多分あーいう役って、やりやすいんだろーなー。楽しげ。

そして、これもかなりヒットだったのが岡田さつき。いわゆる“オバサン”役って
坂口理恵の専売特許っぽかった(?)けど、岡田さつきのオバサン、かなりハマってた。
いるいる、そーいうオバサン。それなりのいい住宅街に暮らす、エネルギー
有り余っちゃってる主婦(笑)。

あ、あと、「回想シーン」の岡田達也 短ラン&ボンタン。
いやぁ〜、懐かしさに涙出たわ(笑)。
私が中学ぐらいのときも、まだいたもんなー、そーいう「生き残り」みたいなヤツ・・・。

 

 

ま、そういうわけで。笑わせて泣かせて、という、よいバランスでございました。

たださ、新庄先生の死んだ奥さんの役名が「優子(ゆうこ)」でさ、
「信じられませんッ ゆうこさんにもう会えないなんて」 とか 「ゆうこさんのお葬式の時に・・・」
みたいなセリフが多くてさ・・・(^^;; 
なんか・・・。(私も、ゆうこ なんだもん。漢字は違うけど。)

余談。<キャラメルボックス と 渡辺多恵子 と バカ姉妹>

渡辺多恵子女史というマンガ家さんのファンでね〜。私も妹も。
「はじめちゃんが一番!」大好きだったのですよ。

で、「はじ一」が完結して、97年から「風光る」という新撰組モノを連載中なのだが、
これが面白いの!!

もともと妹は時代劇とか司馬遼太郎とか大好きだったし、
(趣味が渋いのだ。なんせ、お茶をすすりながら水戸黄門の再放送を喜んで見るような小学生だった)
私もそのおかげで
「新撰組血風録」とか「燃えよ剣」とか読んでいたしね。

そして、渡辺女史が「風光る」を描くきっかけになったのが、実はキャラメルボックスの
新撰組モノのお芝居だった、という話を読んだのね。

妹と「観てみたいね〜、キャラメルボックス・・・」と言っていたところへ、98年春の公演が
「俺たちは志士じゃない」の再演。

志士!?ってことは、これ、明治維新モノ?コレなんじゃん!?「風光る」のきっかけ!?

というわけで、私と妹の初キャラメル観戦となったわけですが、
実はコレじゃなかったのよね、
「風光る」のきっかけって(笑)。

「俺たちは志士じゃない」は、新撰組とは反対側の、薩長とか岩国藩とかの話だったのよ。
新撰組も出てきたけど、敵役(^^;
「風光る」のきっかけになったのは、新撰組が主役の、その名も「風を継ぐ者」というお芝居だったのでした。
なはははは・・・。バカなあたしたち・・・。

あ、「風光る」の単行本が、今回の「MIRAGE」の中でちょっと出てきてました。
坂口さん演じる真澄の作品「風走る」として。わはははは。
マンガ家が主人公の芝居だということで、渡辺女史は取材などにも協力したそーです。
ちなみにそのへんの事情は
別コミのHPを読むとよくわかる(笑)。(vol.25とか、vol.10とかを読んでね)
そして、そのHPは、
「風光る」読んでる人にはキョーレツに面白い(爆笑)。

というわけで。「はじめちゃんが一番」も名作ですよ。
これがなかったら「新世紀エヴァンゲ○オン」もあんなにヒットしなかっただろうっつ〜くらい(笑)

 


♪また逢おうと竜馬は言った♪

主役・岡本に南塚康弘、竜馬に岡田達也の、「十万馬券」とか「百万馬券」とか(笑)
言われたキャスティングによる、人気作品の再々演。

STORY

情けない男、岡本。乗り物酔いがひどく、タクシーに乗るだけでゲロゲロ状態だというのに、
彼の仕事はツアーコンダクター。
そんな彼の愛読書は「竜馬が行く」。困った時に読み返すと想像上の竜馬があらわれ、
岡本を叱咤激励するのだ。

ある日、同僚の本郷がツアーから帰ってくるのを迎えに空港に行くと、本郷の妻のケイコも来ていた。
彼女は喧嘩中の夫と仲直りするために迎えに来ていたのだ。
しかし、本郷はツアー客の石倉という若い女性に言い寄られていた。
それを見て怒ったケイコは家出をして妹の家に転がり込む。
お互いに意地の張り合いの夫婦喧嘩。間にはさまれた岡本はオロオロ・・・。

一方、石倉には事情があり、本郷に助けを求める。
彼女は実は美術商・棟方の部下で、安藤広重の浮世絵を買いつけるために本郷のツアーに参加したのだ。
ところが途中でその浮世絵が盗品であることを知った彼女は、棟方から逃れようとしていたのだった。
ツアー客の面倒は最後まで見る、と彼女をかくまう本郷。ケイコとの仲はもはや最悪状態に。

もとはと言えば、本郷が岡本の変わりにツアーに行ってくれたことが招いたこの夫婦の離婚の危機。
岡本は竜馬の励ましを受け、さながら薩長同盟を仲介する竜馬のように奮闘する。

盗品の広重の浮世絵がケイコの元にあることを突き止めた棟方の追求の手がのびる。
ケイコの身が危ない!岡本は彼女を救いに、走る!

 

00.9.17 シアターアプル

STAFF

作・演出 成井豊 製作総指揮 加藤昌史
演出助手 真柴あずき・仲村和生 美術 キヤマ晃二
照明 黒尾芳昭 音響 早川毅
殺陣指導 佐藤雅樹
音楽 SCUDELIA ELECTRO

CAST 

岡本 南塚康弘 竜馬 岡田達也
ケイコ 田嶋ミラノ(客演) 本郷 大内厚雄
棟方 首藤健祐(客演) 石倉 前田綾
小久保課長 細見大輔 さなえ/さな子 坂口理恵
カオリ 岡内美喜子 伸介 篠田剛
時田 佐藤仁志 土方 佐藤雅樹(客演)

 

人気の演目ということで期待も膨らむ。ネットでもなるべくストーリーに関するネタバレ記事は
読まないように気をつけて、freshな目で楽しもうと挑む。

主役大抜擢の南塚康弘。
コレはかなりハマってカッコ良かったんではないだろうか。
スタイリッシュという意味でのカッコ良さとは対極にあるカッコ良さだが。
とにかく走りまわってしゃべりまくって汗かきまくって背広は汗びっちょり。
背も低くてスタイルもよくない
(笑)彼が、(「ケイコに惚れたんだろう?」と竜馬に言われ)
「ああ、ホレたよ!!」と竜馬に言い放つ時。
最後にケイコの帽子をもらって被った時。こんな、すごい変な格好
(ヨレヨレサラリーマンスタイルに女モノの可愛い白い帽子)なのに。
やはり、切ない男はカッコ良く見えるもの。人間、外側じゃない。

岡田竜馬の妙にエッチくさいキャラクターも面白かったし、ケイコ&本郷夫妻の
若夫婦な感じも良かった。私は結婚したことないからわからんが、あんな感じで
スレ違ったり喧嘩したりするものなのだろう(か?)。。。きっと。
ムナムナ&ボウボウ(棟方&小久保)に関しては言うことなし。
HPのほうで大いに楽しませて頂いた。アホ。
バカップル(カオリ&伸介)も。

こういう最初から最後まで観客にツっ込む暇を与えずに走りきる作風、キャラメルの真骨頂。
王道だな。エンターテイメントに徹していて清々しい。

なんか、キャラメルは今回の主な役者が何人も web diary を書いていて、
特に
細見ミラノ・首藤の三氏は稽古中から役作りの悩みや葛藤を赤裸々に書いちゃってた
ので、それを読んで舞台観るってのは不思議な感じ。これを演じるために彼らはあんな
ことやそんなことで悩み考え、こうしてきたんだなー、と思ったりして。
舞台の上ではその役のその人として存在しているように観客からは見えても、
実際の本人とその役とは性格や考えも違うわけだからそりゃ悩みも苦労もあるわな。

 

キャラメルの作品群の中でも傑作の誉れ高い「また逢おうと竜馬は言った」。
さすがに面白かった。うむ。
それに、ほぼ同年代の役者陣が頑張っているのを観るのはなんとなく嬉しいモンである。
(細見、大内、前田、南塚各氏のキャラメル歴は私の社会人歴にだいたい等しい。)
どうやら千秋楽のカーテンコールでは南塚氏は泣き崩れたらしいが、その時私が客席にいたなら
きっともらい泣きをしていたことだろう(T T)
ひとつやり遂げて泣き崩れるほどの仕事なんて、あんまり出来ることじゃないよな、普通・・・。

時田役が直前に成瀬優和から佐藤仁志にチェンジということがあり、個人的には早く成瀬氏が
舞台で活躍する姿を観たいなぁ〜と思っているのでちょっと残念。
頑張って大きな役者になってもらいたいですな、若者たちには(^^) ←えらそうに。。。