モーツァルトは、女だった!?・・・という設定の、福山庸治原作の同名マンガを原作としたミュージカル。
音楽は、今や日本音楽界を牛耳る小室哲也氏(これがまた、い〜曲いっぱい!)。
主演・モーツァルト役は音楽座の看板女優、土居裕子さん!
(も〜、名前が同じってだけで、シアワセな私。うふ)
天真爛漫な少年のようなモーツァルト!!
もし、今後コレを演るとすると、モーツァルト役、誰がやるんだろう?
ってくらい、土居さんのハマリ役!
STORY (1996年バージョン)
18世紀末 ザルツブルグ・・・幼い末娘エリーザに天才的な音楽の才能があることに気付いたレオポルトは、
彼女を男として育てることを決意。
当時のヨーロッパ音楽界では女の作曲家など、成功する見込みはなかったのだ・・・。
「ウォルフガング・アマデウス」として成長し、音楽の都ウィーンのアイドルとなるモーツァルト。
生み出す音楽は軽やかに美しく、生きる喜びに満ち溢れている!まさに天才作曲家!!と・こ・ろ・が!
モーツァルトをライバル視する作曲家サリエリは、「もしかして、モーツァルトは女?」と疑惑を抱き始め、
恋人の歌手カテリーナをモーツァルトに接近させ、探らせる。
しかし一方で、彼(女)に魅かれていく自分をどうすることもできない。一方モーツァルトは、下宿先のお嬢さんコンスタンツェに慕われてしまい、
彼女の母に無理矢理結婚(!?)させられてしまう。
女同士で結婚してしまったこのカップル。いかにごまかして「初夜」を延ばすか、綱渡りの生活を送るモーツァルト。
しかし、素直で純粋に自分を愛してくれるコンスタンツェにこれ以上嘘は付けない!
とうとう告白!「僕は・・・男じゃ、ないっ!」一度は傷ついて家を飛び出してしまったコンスタンツェだが、次第にモーツァルトとの「人間同士」の絆
(男と女、とか、女同士ではないところがミソだね。)は深まって行く。
また、彼女はモーツァルトの弟子フランツと愛し合うようになる。それを自分のことのように喜ぶモーツァルト。
しかし人妻(一応ネ)のコンスタンツェ。結婚は許されぬ不倫の恋に苦しむ二人・・・
やがて彼女は妊娠し、モーツァルトは「父親」となるのだ・・・次第に移り気なウィーンの聴衆にあきられてくるモーツァルトの音楽。「どうして?ボクの音楽は最高なのに!?」
そこへ、最愛の父・レオポルト死去の知らせが・・・「自由なんだ!解放されたんだよ!!パパのお気に入りのウォルフガングはもういらないんだ!
ボクは女だ!エリーザだよ!!さあスタンツェ!街へ出よう!」化粧をし、ドレスを着てウィーンの街を闊歩するモーツァルト。なにもかもが新鮮だ!
そして、女としてサリエリの前に立った時・・・一目で「彼女」に魅かれるサリエリ! ・・・いったい、どぉ〜なっちゃうのぉ!?
92.6.20 再演 青山劇場
STAFF
原作・協力 福山庸治 脚本・演出 横山由和 音楽 小室哲也 音楽監督 山口e也 振付監修 名倉加代子 美術 朝倉 摂 照明 久富豊樹 音響 竹村 清
CAST
モーツァルト(エリーザ) 土居裕子 サリエリ 立川三貴 コンスタンツェ 白木美貴子 フランツ 畠中洋 カテリ−ナ 高野久美子 コンスタンツェの母、ダ・ポンテ 菱谷紘二 シカネーダ、パパゲーノ 佐藤伸行 レオポルト 徳川龍峰
オペラの精霊たち 「フィガロの結婚」 フィガロ 菊地正之 スザンナ 中里美樹 ケルビーノ 米谷美穂 「ドン・ジョバンニ」 ドン・ジョバンニ 吉野圭吾 レポレッロ 赤垣正樹 「コシ・ファン・トゥッテ」 フェランド 萩原弘雄 フィオルデリージ 松岡美希 ドラベルラ 荒井美乃里 「魔笛」 夜の女王 桜木見穂 パパゲーナ 小飯塚みどり ダーメ 佐々木絢子 タミーノ 佐藤志穂
・・・当時の日記が残っていないので、当時の気分になって書いてみますと・・・
舞台美術にびっくり!
ステージ上には、巨大な地球儀の骨組みがどっかーんと鎮座ましましている!
コレ、4分割できるようになっていて、下にキャスターがついてるのね。
それを、開いたり閉じたり組み合わせたり並べて置いたりして、
ある時は家の中、ある時はウィーンの街、というふうに、見たてている。
舞台セットは、この地球儀と、ピアノくらいしかない。そりゃ寂しい、かというと、大間違い!
地球儀を動かす「モーツァルト・オペラの精霊たち」が大活躍!
それぞれ、オペラの登場人物の格好をしてるんだけど、衣装は全部純白。
彼らが、この「世界(地球儀)」を動かすのだ〜!
この作品の主人公は間違いなくモーツァルト(エリーザ)なんだけど、
影の主役は精霊&地球儀だね。
精霊たちも、ある時はウィーン市民、ある時はモーツァルトの音楽そのものとなり、
自由に飛び回り踊りまわる。音楽はモーツァルトのメロディーと小室哲哉製メロディーが溶け合って、
どっからどこまでがどっちの作曲なのか分からない!
すごく美しい!あらためて、小室さんの才能確認。しか〜し!!
肝心なとこがねぇ。。。どーも感動できないのよ。
つまり、最後にはモーツァルトは男とか女とかじゃなくて、
「人間」として精一杯生きて、音楽とともに天に召された・・・
ってしたいわけでしょ?
普通だったら、愛すべき主人公が死ぬラストなんて大感動のはずなのに、
この私が、涙の一粒も流さなかった・・・。
なんだろな、人物の描き込みが足りないんだろうね。掘り下げが浅いっつーかさ・・・。
96.3.1,2,5,19,24 最終公演 青山劇場
STAFF
クリエイティブ・プロデューサー ワームホールプロジェクト 脚本・演出 ワームホールプロジェクト(横山由和ほか) 原作 福山庸治 音楽 小室哲也 音楽監督 高田 浩 振付 謝珠栄 美術 朝倉 摂 照明 塚本 悟 音響 竹村 清 CAST
モーツァルト(エリーザ) 土居裕子 サリエリ 新木啓介 コンスタンツェ 浜崎真美/渋谷玲子 フランツ 縄田晋/照井裕隆 カテリ−ナ 石富由美子 コンスタンツェの母 福島桂子 ダ・ポンテ 佐藤伸行 シカネーダー 畠中洋/吉野圭吾 レオポルト 徳川龍峰
オペラの精霊たち 「フィガロの結婚」 フィガロ 田中廣臣/菊地正之 スザンナ 首浦真由美 ケルビーノ 米谷美穂 「ドン・ジョバンニ」 ドン・ジョバンニ 吉野圭吾/縄田晋 レポレッロ 神保幸由 「コシ・ファン・トゥッテ」 フェランド 萩原弘雄 フィオルデリージ 松岡美希/原田真理 ドラベルラ 矢口容子 グリエルモ 斎藤桐人 「魔笛」 夜の女王 千葉真恵 パパゲーナ 小飯塚みどり ダーメ 川口維 タミーノ 徳垣友子
なんで5回も観ちゃったかっていうと、そりゃあ、最後だった(と思った)し、なにより良かったから。
以下、92年と96年をしきりと比べていますが、私は93年の東京芸術劇場での公演を見なかったので・・・。
3.1 キャストは、スタンツェが渋谷れーちゃん、フランツが照井裕隆さん
(初めてみた、この人。新人なのね。なかなかグー)、
シカネーダーが吉野圭吾くん、ドン・ジョバンニが縄田の晋ちゃん。
その他固定キャスト。
観終わって、92年の再演よりずっといい!比べ物にならぬ!と感じた。何が違うんだろう。
登場人物の描き方がより深くなっているからだろうか。
92年のときは、涙の「な」の字も出なかった。今回は、モーツァルトの「僕は男?女?」という葛藤がより深くなっていて、人格があった。
うーん、やっぱり、モーツァルトが主人公だからねー。
その心の動きがちゃんと伝わる脚本になっているってことね。
コンスタンツェも、サリエリも、モーツァルトとの関係に悩む、愛す、の過程がちゃんと
描かれているのでわかりやすい。
(というか、前の脚本だとそれが描かれていなかったから、
分かるも分からないもない。なかったんだもん。)今回は、とても音楽座らしくて、納得した。
よかった、これが音楽座最後の作品で。
92年のままだったら、そのqualityで終わってしまうのだったら許せなかったけど、
これなら納得、合点。ダンスも、相変わらず、楽しくて、いい。
精霊たちがちゃんとキャラクター立っていて、良かった。
なんだか、やっぱりさすが、小飯塚ちゃん。パパゲーナ。
ダンスがピカいちだし、カワイイ。目立つ。
目が向いちゃう。すごい。ケルビーノもgood。
それに、ドン・ジョバンニ!!うおー、縄田くん!!
「ホーム」のときはなんだかイモにーちゃんだったのに!
女をたらしにたらして、殺人まで・・・なんてことでしょう!カッコつけちゃって!うっひゃっひゃ!
シカネーダーはかなりハデになってる。
うっひょう、吉野くんその流し目!似合ってるわ、そーいうの。3.2 キャストはコンスタンツェ浜崎真美、フランツ縄田くん、シカネーダー畠中氏、
ドン・ジョバンニ吉野くん(似合ってる・・・)うわー、シカネーダー おいしい役だなぁ。私の大好きなシーンは、やっぱり、スタンツェの
「私、あなたの音楽、大好き・・・」のところと、
サリエリとモーツァルトの最後の別れ。モ:「あなたに会えて、本当によかった」
サ:「・・・エリーザによろしく」
(ここで、サリエリはモーツァルトの生き方を受け入れ、同時にエリーザへの愛に決着を
つけるんだなぁ。切ない)立ち去って行くサリエリに よろよろと スカートをつまんで持ち上げる仕草で礼をするところ。
すごく 悲しくて 愛しくて 切ない。
そして倒れたモーツァルトを抱きかかえて、つぶやくシカネーダ/パパゲーノ・・・
「大切なものは、目には見えない、か・・・」(注:瀕死のモーツァルトを抱き上げたシカネーダーは、彼が女であることに気付いてしまうのだ・・・)3.5 2階席A列で観戦。初めて音楽座を見たD先輩も、かなり ぐぅっっっ とキたらしい。
「小室哲哉って、いい曲かくんだね〜!オレ、もう1回見る!」だって。そうでしょうとも!見直したでしょ?
(注:D先輩はクラシックおたくで、全くポップスや歌謡曲に興味がない男なのだ。)3.19 また2階席。もう一度、SS席から見たいよう!あのオレンジの大きな月に、
モーツァルトを抱き上げたシカネーダーの黒いシルエットがくっきり浮かび上がるのって、
1階席からでないと、うまく見えないんだよねぇ・・・
(注:もう、この辺から、かなり とっちらかってます・・・舞台の感想じゃないよな、コレ・・・)
3.24 千秋楽マチネ。なんだかこれで千秋楽だ、終わりだって気がしない。役者も客も気合が入ってたけど。
渋谷コンスタンツェ、かわいい。やはり。あ〜、やっぱり愛しい。全て。
夜公演(ほんとの最後)は、結局抽選に漏れて見られなくって、寒〜〜い中、Kちゃん、D先輩と3人で
劇場の外のガラス窓に耳くっつけて歌を聴いた。かすかに漏れてくる音楽。寒くてつらかった。
客観的に考えるとかなり おバカさん。でも、それなりに楽しかった。何故?あ〜〜、でも、見られなくて、くやしぃぃぃぃぃ〜〜〜!!!!!!
音楽座のみなさん、これで「自由なんだ、解放されたんだよ!」
それぞれに頑張れ!どこまでも飛んでゆこう!
えーと、92年バージョンと96年バージョン、こうも私の印象は違ったわけなのですが、
やっぱり、「どんどん改定してより良い作品を!」という音楽座の前向きな姿勢が
伝わってきた、ということね。
ただ、音楽(曲)も、削られたり加わったりしていて、92年バージョンのシーン11「ラバーズ」
(コンスタンツェとフランツのデュエット曲)がとても美しいメロディーでお気に入りだったので、
96年で違うメロディーになっていたのはちょっと残念・・・。
シカネーダー&精霊がバリバリ歌い踊る「NEW WAVE」は96年の方が派手に熱く楽しく
なって好きなので、プラマイゼロか?
ちなみに、シカネーダーで出ていた畠中洋さんは、途中で降板。残念!どうやら、腰を痛めたらしい?
シカネの出番は2幕も最後のほうになってからなのだが、ダンスは派手だし、最後はパパゲーノの格好
して、瀕死のモーツァルトを抱き上げるシーンがあるので、腰はね〜・・・くるよな。
しかし、吉野圭吾さんがその後を引きうけて好演でした。カッコイ〜!「大切なことは、目には見えない」という魔笛・パパゲーナのメッセージは、この作品では、
「大切なことは、男とか女とかってことじゃなく、人間として懸命に生ること」
ということにつながるのだと思う。
そうやって生き抜いたモーツァルトの姿に感動してしまったわけなのね。
このメッセージは、「星の王子さま」にもつながります。読んだことがある人はおわかりっスね・・・。
(ナンダヨ〜、音楽座って結局言ってる事がいつも同じだよ、っていう批判もありましたが・・・いいじゃん。)
♪リトル・プリンス♪
サンテクジュペリの「星の王子さま」を原作として、期間限定で実験的に上演された作品。
その後、「星の王子さま」へと引き継がれてゆきます。
主演・王子は土居裕子さん。これまた、少年みたいな役。似合ってるんだな〜、こういうのが。
飛行士/キツネは畠中洋さん。彼は今や、NHKのドラマで大活躍ですが、
私はやっぱり舞台の上の畠中さんが好き。
STORY
サハラ砂漠に墜落した飛行士の前に、金色の髪の少年が現われる。
「ね、ヒツジの絵を描いて!」彼は、小さな小さな遠い星から来た王子。飛行士は彼に色々な話を聞く。
ちょっと椅子を動かすだけで、一日に何度も夕焼けを見ることができる小さな王子の星のこと。
わがままで綺麗な、たった一人の花のこと。
花と別れて、色々な星を旅して、地球へたどり着いたこと。
出会い、「飼い慣らして」かけがえの無い友達となったキツネのこと。飲み水が底をついてきた。彼らは、井戸を探しにゆく。
砂漠は綺麗 それはどこかに 泉を隠しているから
星は綺麗 それはどこかに 花を隠しているから王子は、ヘビの力を借りて、あの花の待つ懐かしい小さな星へと帰って行こうとしていた・・・
・・・ここで説明するより、サン=テグジュペリ「星の王子さま」を読みゃいいっつーの!
93.10.2 本多劇場
STAFF
原作 サン=テグジュペリ 脚本・演出 横山由和 音楽 山口e也・高田浩・金子浩介 振付 蘭このみ・鎌田真由美 美術・衣装 朝倉 摂 音楽監督 山口e也 照明 服部 基 音響 竹村 清 CAST
土居裕子 王子(A) 今津朋子 王子(B) 畠中洋 男、キツネ 石富由美子 花 吉野圭吾 ヘビ、渡り鳥、砂 五十嵐進 老飛行士、実業屋、地理学者、砂 徳川龍峰 うぬぼれ屋、砂 神保幸由 点灯夫、砂 斎藤桐人 渡り鳥、砂 福島桂子 王様、バラ、ヒツジ、砂 中里美樹 アル中、バラ、ヒツジ、砂 荒井美乃里 渡り鳥、バラ、ヒツジ、砂 小飯塚みどり 黄花、渡り鳥、バラ、ヒツジ、砂 渋谷玲子 渡り鳥、バラ、ヒツジ、砂 なんだかこの時の日記はとてもあっさりしています(^^; 私が見たのは(A)キャストの日。
土居裕子さん、愛らしすぎる。キツネもよかった。本当に大切なことは目には見えないんだ。
でも、とっても良かったんですよ〜。楽しくて。
廻り舞台になっていて、円くなったスロープ+階段がぐるぐる廻り、その上を
王子やキツネがドタバタ走り回るのです。可愛いったらありゃしない!!
アンサンブル(砂、ヒツジ、バラ、渡り鳥)が、うじゃうじゃ出てきて賑やか!
吉野圭吾さんのヘビ、独特の(?)怪しいダンスで強烈なキャラクターでした。
井戸を見つけるくだりは、「井戸」というより、「泉」を見つけた感じ。音楽が、とても美しいです。
圧巻は、ラストシーン。小さい本多劇場だから出来たことだと思うが、
客席の天井まで豆電球が仕込んであって、星空がステージのほうからぐわぁ〜〜〜、と広がる。
王子の鈴のような笑い声とともに・・・はぁ、今 思い出しても 涙が・・・
♪星の王子さま♪ 95.10.14,15 / 98.6.6
フランス・ガリマール社との著作権交渉を乗り越え、上演権を手にした音楽座が、
世界初のミュージカル化。原作の世界を見事に舞台の上に乗せています!
リトル・プリンスでは歌に英語が混じっていましたが、「星の王子さま」では全編日本語。
横文字が氾濫するこの現代日本で、そのことだけを見ても、画期的な舞台であることが分かろうというもの!!
95.10.14、15 青山劇場
STAFF
クリエイティブ・プロデューサー ワームホールプロジェクト 脚本・演出 ワームホールプロジェクト(横山由和ほか) 音楽 高田浩・金子浩介 振付 鎌田真由美 ヘビ振付 大島早紀子(H・アール・カオス) 美術・衣装 朝倉 摂 音楽監督 山口e也 照明 室伏生大 音響 竹村 清 CAST
王子 土居裕子、今津朋子 飛行士 壌晴彦、石原慎一 花 石富由美子 キツネ 畠中洋、福原一生 ヘビ 白河直子(H・アール・カオス)、小飯塚みどり 黄花 小飯塚みどり、川村絵良 王様・地理学者 五十嵐進 うぬぼれ屋 高橋てつや 実業屋 新木啓介 点灯夫 田村仁人 呑み助 神保幸由 渡り鳥ほか 春風さや香 渡り鳥ほか 福島桂子 渡り鳥ほか 米谷美穂 バラたちほか 渋谷玲子 バラたちほか 川口維
10.14 もー、最初の紗幕に映し出された流れる雲の影の照明だけで
目がウルウルしてしまった。うぅぅ・・・。
リトル・プリンスのときより王子さま(土居裕子さん)は、おとなしくなった感じ。
ステージも廻り舞台じゃなくてスロープ(八百屋舞台)で、セットがあまりなく、広くて寂しい。
なんつーか、フランスちっくに美しくなっていた。あのアメリカ的ドタバタがなくなり、
よりEuropeanに、Frenchに、原作に忠実なテイスト。やっぱり、王子さま、かわいい!!
そしてやっぱり、涙こぼれるのだった。10.15 今日の王子さまは、今津朋子さん。もうちょっと子どもっぽいキュートな王子さまだった。
やっぱりうるうる・・・。
リトル・プリンスでは、飛行士とキツネを畠中洋さんが一人二役で大忙しでしたが、
星の王子さまでは、畠中さんはキツネに専念。
王子との別れに歌う「黄金色の麦畑」が沁みる。。。飛行士、壌さんは、シブ〜くて、きっと原作の雰囲気としてはこっちだろうな、って感じ。
RENT JAPAN(98・99年)でソウルフルな歌声を聴かせてくれた石原“コリンズ”慎一さんは、
とにかくステキな歌声!な飛行士。冒頭に歌う「星空と砂の間」が最高!!一番びっくりしたのは、ヘビ。全くせりふは無く、ダンスのみ。怪しく美しく、怖い。
圧倒的存在感。そして、花(石富由美子さん)。
プライドが高く、強がりで、でも実はとても寂しがり屋の美しい赤いバラ・・・!
原作のイメージそのままに、美しく(だって美人だし〜)、歌声も美しい(ちょっとオペラ出身
だからすんごいビブラートだったけど)。音楽は、交響曲のように構成されていて、同じモチーフが繰り返されて統一感がある。
ひとつひとつのモチーフが、かわいらしくも悲しく美しい。高田さんに大ブラボーー!!
演奏陣(チェロがいぃ〜んだ、うん!)にも大ブラボォォォ!!大きな布を上から釣って表現される幻想的な砂漠がなんとも言えない・・・
本当に、みんな本から抜け出してきたようでした。
98.6.6 芸術劇場
STAFF
脚本・演出 ワームホールプロジェクト 演出協力 原田一樹 音楽 高田 浩・金子浩介 振付 鎌田真由美 美術・衣装 朝倉 摂 音楽監督 高田 浩 照明 室伏生大 音響 竹村 清 CAST
王子 土居裕子、今津朋子 飛行士 近藤正臣、一見直樹 花 園山晴子 キツネ 福原一生 ヘビ 藤咲みどり 黄花ほか 柳下久美子 王様・地理学者 五十嵐進 うぬぼれ屋ほか 川島豊 呑み助 佐藤伸行 実業屋ほか 安田栄徳 点灯夫ほか 斎藤桐人 水のソロほか 尹 嬉淑 渡り鳥ほか 青木要 バオバブほか 酒本朗 渡り鳥ほか 丹宗立峰 バオバブほか 萩原弘雄 渡り鳥ほか 本橋徹郎 バラほか 足立紫帆 バラほか 石川ちひろ バラほか 上島上子 バラほか 岸本真理子 バラほか 斎藤恵理 バラほか 渋谷玲子 バラほか 関根喜子
この時見たのは、土居裕子&近藤正臣バージョン。
今回は八百屋舞台ではなく、動く階段を組み合わせたようなセット。
お気に入りの「星空と砂の間」(飛行士の歌)が無くなっていて、残念。多分、土居裕子さんが音楽座のステージに立つのはこれが最後だろうと思って、
寂しかった・・・。もう畠中さんのキツネもいないし・・・。ちょっと自分が、仕事とかいろいろ、もぅダメぇ!という時期に見たので、日記にはこれしか
描いてません。なんか、ナマナマしくって嫌ね(^^;