♪シャボン玉とんだ 宇宙までとんだ♪
音楽座初期の代表作。座内の新人登竜門的な作品でした。
88年の初演、主役コンビは佐藤伸行さん&土居裕子さん。
その後、本間仁さん&福島桂子さん、畠中洋さん&今津朋子さん、
清水博司さん&矢口容子さん、縄田晋さん&渋谷玲子さん、などなどなどが
主演してきた、ということらしい。
私が見たのは、94年ツアーの清水&矢口コンビだったって訳ですねぇ。フレッシュ。
STORY
作曲家志望のオクテな青年、三浦悠介。ある日、バイト先の喫茶店のマスター夫妻のお膳立てで
遊園地でのデートに出かけるが、どうもうまく行かない。
おまけに、スリにあってしまう始末・・・。しかし、何故かそのスリ、折口佳代と意気投合してしまった悠介。
スリなんかをして暮らしているが、佳代は根は素直な女の子なのだった。
やがて、二人は一緒に暮らしはじめる。
悠介に作曲家としての道が拓け、幸せな日々が始まる・・・はずだった。実は、佳代は養父であるスリの親分 源兵衛による虐待で14歳の時に既に死亡しており、
事故で死亡した宇宙人(ラス星人)オリーの生命を保存する器として使われていたのだった。
ラス星より、オリーの生命を佳代から引き上げるためにやってきたテムキ・ミラ・ピアの3人。
しかし、暖かい人々に囲まれて幸せに暮らす佳代を見て、
とりあえず佳代が天寿を全うするまで見守り、待つことにした。国際作曲コンクールのためニューヨーク旅立つ悠介を送り出す佳代。
「行ってらっしゃ〜い、アイ・ラブ・悠あんちゃ〜〜ん!!」
そこへ、佳代にスリから足を洗わせまいとする源兵衛が現われる。
佳代はやっと手に入れた幸せを守る為、思わず源兵衛を殺してしまう・・・。獄中で心を閉ざす佳代。悠介は、そんな彼女にプロポーズをする決心をする。
だが、彼もまた飛行機事故で・・・・・・どうなっちゃうのぉ〜〜!?!
94.2.10 町田市民館
STAFF
原作 筒井広志 脚本・演出 横山由和 音楽 筒井広志、八幡茂 振付 中川久美 美術・衣装 太田 創 音楽監督 高田 浩 照明 久富謙樹 音響 竹村 清 CAST
折口佳代 矢口容子 早瀬 五十嵐進 三浦悠介 清水博司 清水 桜木見穂 ミラ 本間仁 寺尾 萩原弘雄 テムキ 新木啓介 アンサンブル 浅野忠嗣 ピア 浜崎真美 〃 尾関英雄 マスター 小沢象 〃 田中廣臣 春江 室町あかね 〃 道口瑞之 久保 飯山弘章 〃 村中弘和 和子 猪狩利江 〃 斎藤桐人 源兵衛 黒部進 〃 中里美樹 里美 千葉真恵 〃 橋本佑子 ゼス 菊地正之 〃 藤森裕美 オリー 佐藤志穂 〃 森以鶴美 アンサンブル 小林里奈 〃 大岩香理 〃 副島志津子 〃 高橋育子
ストーリー的に最後のオチ(ミラとオリーの復活・再会)は確かに必要。
でも、悠あんちゃんと佳代の10年を経た再会そしてしばしの別れ
「1週間したら必ずここへ迎えに来る」という悠あんちゃんのセリフで、ワタシ的には
充分だった。(注:ここでの時間の流れは、佳代にとっては1週間だが、
悠介にとっては10年間を意味する。ま、宇宙人のカンケイでね。ズレているのだ。)歌がもうちょっと強いと良かった。
そして、やはり、♪心のブレンドでしょう、宇宙人
最高!
その後の音楽座通いの日々の中で、何度か客席にいる清水さんを目撃するのだが、
いっくら黒ずくめでグラサンかけてカッコ良く決めようとも、私にとって彼は
「あいらぶ悠あんちゃぁ〜〜ん」なのだった(^^;
最近は、今井雅之率いるエルカンパニーの「Winds of God」で神風特攻隊員を好演してました。
♪ホーム〜はじめてテレビがきた日〜♪
このとき上演されたっきり。未だ再演されてません。
始めは関係ないように見える二つの物語がやがて絡み合って、懐かしき昭和の時代を描く。
若手キャストが力をつけてきて、音楽座が劇団として脂がのってた時期の作品だけに、
その後贅肉を落として再演したらもっと良くなっていたかもしれないのにねぇ。残念。
STORY
昭和34年。冴えない中年男、山本哲郎はデパートの屋上で不思議な少女・麻生めぐみと出会う。
やがて二人は結婚し、めぐみの母・豊と同居することになる。一方、学生運動に身を投じる若い二人 藤井宏と坂本いずみは、新しい世界を求めて闘いの最中にある。
哲郎とめぐみには娘・広子が生まれ、幸せに暮らしていたが、ある日突然めぐみは失踪してしまう。
酒に溺れ、仕事もしなくなってしまう哲郎。ある日、泥酔して留置場に保護される。そこには、逮捕された宏がいた。面会に来たいずみに、愛想をつかしたフリをする宏。
彼女を巻き込みたくない、という一心だったが、いずみは絶望し宏の子を中絶してしまう。
やがて、広子のために立ち直った哲郎は懸命に働くようになる。
小学生になった広子の担任は、教師となったいずみだった・・・
94.10.22 本多劇場
STAFF
脚本・演出 ワームホールプロジェクト 音楽 高田 浩、金子浩介 振付 香瑠鼓 音楽監督 山口e也 美術 朝倉 摂 照明 服部 基 音響 竹村 清 CAST
山本哲郎 佐藤伸行 坂本いずみ 土居裕子 麻生めぐみ、山本広子 矢口容子 藤井宏 畠中洋 麻生豊 今津朋子 幸枝 小飯塚みどり 徹 清水博司 二郎 徳川龍峰 がんさん 神保幸由 下村 斎藤桐人 長谷川光子 猪狩利江 長谷川和弘 縄田晋 田島 新木啓介 オリジン 道口瑞之 オリジン 坂口晃 〃 谷本賢子 〃 徳垣友子 〃 仲村陽子 〃 原田真理 〃 藤森裕美 〃 幸前憲治
良かったけど・・・長かった。そして、あんまりメロディーが記憶に残らない。
あらまぁ、日記にはたった1行、これしか書いてない(^^;
二つの物語が絡み合うっていうのは良いんだけれど、もうちょっと刈り込んでスッキリ見せて欲しかった。
内容的に、すごい浪花節で「泣け!」と言わんばかりなので(それが音楽座の良いところでもある)
よけいにね・・・。時代時代のTVの流行歌を歌って去って行く豊おばあちゃんの今津朋子さん(当時23歳!)好演。
歌い踊って時代を廻らせる(?)一種の狂言回しの「オリジン」たち(アンサンブル)が、
振付が良くって面白いんだけど、画的にちょっとウルサく感じた場面も。宏が「ぼくは今 アフリカの小さな診療所で働いている・・・君が幸せでありますように」
と、いずみに向けて歌う「手紙」が、とてもいい曲なんだけど、ちょっと さだまさし みたい(笑)。最後、広子と和弘の結婚披露宴のシーン(観客が披露宴の招待客となる)。
白髪の混じった哲郎おとうちゃんの長いスピーチが、泣かせるんだなぁ・・・まったくもう。
あ、和弘役の縄田晋さんの好青年っぷりに注目。ほんと、好青年(^^)
♪アイ・ラブ・坊っちゃん♪ 95.1.22 / 95.4.27 / 95.3 テレビ放送
92年初演は残念ながら見ていません。95年再演。
日本人なら一度は読んだことがある(?)小説「坊っちゃん」。
「坊っちゃん」の小説世界と、悩み苦しみながら執筆する夏目漱石の生活との二重構造の物語。
海外からの輸入・翻訳モノも良いけれど、こういうオリジナル作品は、音楽座ならでは!
私のド素人目で見ても、脚本がとってもよく練られているのだなぁ〜、と感動。
STORY
明治39年、東京、本郷。自宅の縁側。神経衰弱気味の漱石。悩みは尽きない。
小説に絞るべきか、教職も続けるべきか・・・。「我輩は猫である」は人気を博したものの、
暮らし向きはそれほど楽ではない・・・。
様々なことが気にかかり、イライラして妻の鏡子ら家族にに当り散らしては自己嫌悪に陥る日々。ある日、「ホトトギス」の編集をする高浜虚子が訪れ、漱石は、新しく書き始める小説の話をしてみせる。
「それで、どんな話なんですか?題名は?」
「題名は・・・『坊っちゃん』!」竹を割ったような気性の坊っちゃん。坊ちゃんを気遣う清。山嵐、校長、赤シャツ、うらなり、マドンナ・・・
おなじみの登場人物たちが織り成す痛快な青春ストーリー。
漱石は、いつしか小説の中の山嵐に、今は亡き親友・正岡子規の姿を重ねるのだった。ストーリーは更に「現実」と「小説」の世界が絡み合い進んで行く。
どんなに邪険にされてもおおらかに見守ってくれる妻・鏡子に少しずつ心を開く漱石。
そして、悩める日々の向こうに漱石が見つけたものは・・・?
95.1.22 府中の森芸術劇場(再演初日)
STAFF
クリエイティブプロデューサー ワームホールプロジェクト 脚本・演出 ワームホールプロジェクト 音楽 船山基紀 振付 前田清実 音楽監督 山口e也 美術 高田一郎 照明 服部 基 音響 竹村 清 衣装 八彩たま子 CAST
Aバージョン Bバージョン 夏目漱石 近藤正臣 畠中洋 鏡子・登世 土居裕子 土居裕子 坊っちゃん 畠中洋 縄田晋 山嵐・正岡子規 佐藤伸行 清水博司 赤シャツ・兄 新木啓介 新木啓介 野だいこ 飯山弘章 飯山弘章 清 福島桂子 福島桂子 高浜虚子 五十嵐進 五十嵐進 女中・マドンナの母 猪狩利江 猪狩利江 校長・父 徳川龍峰 徳川龍峰 少年 斎藤桐人 斎藤桐人 うらなり 吉野圭吾 吉野圭吾 漢学・車夫・ドンキホーテ 五十嵐進 五十嵐進 博学 田中廣臣 田中廣臣 体育 萩原弘雄 萩原弘雄 小使い 神保幸由 神保幸由 筆子 小林里奈 小林里奈 マドンナ・雪江 渋谷玲子 渋谷玲子 萩野夫人 小安展子 小安展子 子鈴・猫 小飯塚みどり 小飯塚みどり 赤シャツの弟 尾関英雄 尾関英雄 中学生ほか 米谷美穂 米谷美穂 〃 宮川まゆみ 宮川まゆみ 〃 浅野忠嗣 浅野忠嗣
というキャストで、この日は 確かAバージョンだった、と思うのですが・・・
雨が降って寒い。遅れそうになったので調布からタクシーで。
間に合ったけど、エライ散財じゃ。(貧乏クサイな、私。^^;)
今回は2階席の一番前。舞台を良く見渡せるけど、やっぱりちょっと遠い。畠中さんが病気でお休み。よって、漱石は近藤正臣、坊っちゃんは期待の新人、
縄田さん。ホールが音楽用のためか、音楽がやたらでっかくきこえ、
セリフや歌詞が響いてとても聞き取りづらかった。残念。ストーリーはGOOD。笑わせてくれるし、なかなか、漱石側の話がシブい。
もっとべらんめぇで元気の良い坊っちゃんの存在感が がんっ と大きいと良かったなー。
また見たい。というわけで、シアターコクーン公演を含んだ全国ツアーのほぼ最後、3ヶ月後にまた見ました。
95.4.27 麻生文化センター
この日は、基本的にBバージョンキャスト(高浜虚子役は菊地正元)。
ホールは後ろまでいっぱい。今回はわりと前の方で良い席だった。
仕事のためちょっと遅刻してしまったが、最初の2曲が終わったところで入れた。漱石は畠中さんGOOD!(元気になって良かったねー!)
縄田坊っちゃんも元気な坊ちゃん!になってて良かった。畠中さん、ヒゲつけると、顔がホントに夏目漱石そっくり!不思議だ・・・。
実は、この日、私が書いた公演アンケートが
Ongakuza Musical Memorial Book 1988−1996 「M」
という、96年に音楽座が一旦解散した時のメモリアルパンフレットの
「私たちも一言」というページに載っている。
すっごく嬉しかったー。ちょっと恥ずかしかったから今まで誰にも言ってなかったけど(^^;。
ま、いっか。ちょっとここに引用してみましょう。いつもは友人ときていましたが、今日は母を含め、近所のおばちゃん達と一緒に見ました。
皆さんの若さあふれる舞台に、びっくりしていたようです。
なんだか母と一緒に観られたことが、とてもうれしいです。 YT (♀ 川崎市 22歳会社員)いや〜、なんじゃこりゃ、あはははは・・・。
中学生たちのダンスとか(特に喧嘩のシーン)結構スゴイものがあるので、おばちゃん達びっくり。
坊主頭・はかま姿の人達がばりばり歌って踊っちゃうんだもん。そりゃびっくりするわ。
で、この中学生たちがまたカワイイんだな。
もともとの小説「坊っちゃん」にはそんなシーンはないのだが、
「兄貴みたいな先生、大好きじゃ!辞めないで!」と歌う坊主頭たち。(♪「坊っちゃん先生」)
もー、3年B組金八先生状態(^^;。
でもこういうシーンがあるってところが、音楽座らしいし、それこそが私が好きであるポイントなのね。だって、基本的には舞台を見に行くのって、単純に「感動したい」「楽しみたい」「笑いたい」「泣きたい」
っていう、「自分の心を動かしたい!」という欲求に基づいている訳だし。
(少なくとも私は、ね。モチロン、それだけではないのだけれど。)
だから、私にとって、舞台ってのは、小難しかったり哲学的であったりする必要は全然なくて、
分かりやすくて感動できれば、まずは良い訳です。平たく言っちゃえば。
・・・なんか身も蓋もないなぁ〜。
でも、これって大切なことじゃないか?
95.3 <テレビ放送・NHK芸術劇場 シアターコクーンにて収録>
先日、久々にビデオを見なおしてみた。キャストはAバージョン。
ついに私が生で観ることができなかった、畠中坊ちゃん・・・。最初の曲「アイ・アム・ア・坊っちゃん」と同時に坊っちゃんがスパーンと障子を開けて飛び出して
来るともう情景反射的に嬉しくなってしまう。うぉぉぉぉ!べらんめぇだ!痛快だぁ!!漱石(近藤正臣さん)と妻・鏡子(土居裕子さん)のやりとりが、なんとも言えず、
微笑ましくて良い。小説世界の方の微笑ましさNo.1は、清と坊ちゃんが歌う「坊っちゃんへの手紙」。
ほのぼのしすぎて涙が出るよ、まったく。歌って、うまけりゃ良いってだけでもないものね。
長屋セットは、右側三分の一が漱石の書斎、左側があるときは漱石の家、あるときは
坊っちゃんの下宿、あるときは坊っちゃんが赴任する松山中学と早変わり。
この場面転換素早さが脚本の二重構造とあいまって、テンポ良くストーリーを運ぶ。
ワタシ的にはこの長屋セット、ドリフの「8時だよ!全員集合!」のコントを思い起こさせてくれて、
とても好きだなぁ(笑)。
実際、右側の書斎で漱石が「バッタ事件」審判の職員会議の場面を執筆して、
左側では漱石の筆にあわせて職員会議が展開するする場面は、爆笑モノ!
松山中学の先生達もそれぞれにキャラが立っていて、ほとんどコント。
中でも赤シャツ(新木啓介さん)の妙なイヤラしさ、オイシイなぁ。
いつもは2枚目役の吉野圭吾さんが青白くて弱弱しいうらなり君を演じるというのも、
新鮮で面白い。しかも、うまい!
小使い役の神保幸由さん、この人いつも出番は少ないんだけど、渋くて光る。
今はレミゼで素敵なソロのある学生フイイ役等で活躍中。注目してます。山嵐(正岡子規)、坊っちゃん、そして鏡子に「思うままに生きて」と励まされ、「坊っちゃん」を
書き上げる漱石。「なぜ生きるかじゃない、いかに生きるか、だ」
ホント、そうだね〜、としみじみ思う今日このごろ・・・
遠藤周作「わたしが・棄てた・女」原作。
原作者本人に「森田ミツ、そのもの」と言わしめた今津朋子さんが絶品!涙一滴も流さずにこれを観られる人がいたら、ちょっと神経疑うな・・・。
STORY
富士のふもと。竹林。向こうに病院が見える。
吉岡の脳裏に蘇る過去。一人の女と出会い、別れた・・・なんでもないじゃないか。
誰だって、男ならすることさ。
俺だけじゃないさ・・・・・!
戦後間もない東京。大学生の吉岡務は、「金は無い・・・でも女は欲しい・・・」
やるせない心をもてあましている。
ある日、雑誌の文通欄で見つけたクリーニング工場の女工、19歳の森田ミツとデートをする。
憧れの大学生とのデートで舞い上がるミツ。一方、川越弁丸だしで子供っぽく鈍臭いミツにうんざりする吉岡。
彼はミツと一夜をともにすると、下宿を引き払い姿をくらます。
結局、彼女を自分のどうしようもない気持ちのはけ口として利用しただけだった。しかし、ミツは吉岡から再び連絡がくることを夢見て、デートに着て行く新しいカーディガン
を買うために残業に励む。
やっとたまった給料を持って買い物に出るが、知り合いの貧しい夫婦が金の工面に困っていることを知り、
ミツは惜しげも無く給料を差し出す。
「おばさん、これ、使ってよ・・・」吉岡は大学を卒業し、小さな繊維会社に入社。そこで知り合った三浦マリ子と魅かれあう。
ミツの手首にできたアザが痛み出す。大学病院の医師は検査の結果を告げた。不治の病。
気まぐれに訪ねて来た吉岡と別れ、富士山のふもとの復活病院へと旅立つミツ。復活病院では、様々な過去を捨てた患者たちが暮らしていた。
同室になった加納たえ子は、ピアニストの道を捨て、婚約者とも別れてここへ来たのだという。
「私ね、分かったの。つらいのは、病気のことじゃない。誰からも愛されないことに、耐えること・・・」再度の検査の結果、ミツは病気ではないことが判明する。
「また、戻れる!あの人のいる東京へ!」
・・・しかし、ミツは復活病院に残り病と闘う患者たちとともに生活することを決意するのだった・・・96.3.9 座間市立市民文化会館 95年度 音楽座研究生公演 マチネ
STAFF
クリエイティブプロデューサー ワームホールプロジェクト 原作 遠藤周作 脚本・演出 ワームホールプロジェクト 音楽 井上ヨシマサ・高田 浩 振付 鎌田真由美 音楽監督 山口e也 美術 朝倉 摂 照明 服部 基 音響 竹村 清 衣装 宮本宣子
CAST
吉岡務 丹宗立峰 森田ミツ 上島上子 三浦マリ子 関根喜子 スール山形 雨宮知子 長島 藤田隆/織部英一 横山ヨシ子 川崎初夏 大野 織田和麿 加納たえ子 岩本敦子 アンサンブル 田中孝幸 田口 木下育 〃 伊藤信彦 アンサンブル 坂口和可奈 〃 黒木仁 〃 島田志保 〃 張山浩二 〃 戸塚明子 〃 青木千穂 〃 豊島絵里子 〃 阿部美香 〃 中里美和子 〃 今井美幸 〃 中野美絵 〃 岩井美智子 〃 長島博美 〃 岡本和子 〃 長山志津香 〃 柏木マキ 〃 西田玲子 〃 河合美香 〃 長谷川智子 〃 桑田真理子 〃 稗田高子 〃 古口倫子 〃 藤田綾子 〃 小林七奈 〃 三澤亜希子 〃 今野郁 〃 柳川路子 〃 今野直美 〃 龍知子
うっひゃー、座員と研究生・研修生の差が歴然。ダンスは上手かったけど歌がへったクソ。
最初のシーンのスール山形の音程ハズシにはびーーっくり。
ミツ役のコも地声で歌わなきゃいけないと思ってんのか、地と裏の使い分けがボロボロ。
声のびないし。
そして吉岡役の人の顔がなんか悪人顔・・・。(あはは、失礼。ごめんなさい^^;;)それでも、竹やぶの中で患者たちの夢が一晩だけかなうシーン、由美が死んで
ミツが「神様なんて!」を叫ぶシーンにはやっぱり涙が出る。
こんなにいい脚本、もったいないなー。どうするんだろう。
(音楽座解散のあと、どうなるのだ、この脚本?という意味。この時期、音楽座自体は
青山劇場で最終公演 マドモアゼル・モーツァルトの真っ最中だった。)そう言えば、会場に座員の五十嵐進氏、宮川まゆみさんがいた。
というわけで、けっこうボロクソだったな。。。
この公演を見る前に、TVで放送された初演バージョンを見てしまっているので、
どうしてもヘタクソさ加減に目がいってしまったのだった。
つくづく、歌って難しいものなのだな〜、と思った次第。あ、でも吉岡&ミツコンビ(丹宗立峰さん&上島上子さん)は97年の再演で見事同役を
GETしてますね。
97.11.15 パルコ劇場
STAFF
クリエイティブプロデューサー ワームホールプロジェクト 原作 遠藤周作 脚本・演出 ワームホールプロジェクト 音楽 井上ヨシマサ・高田 浩 振付 鎌田真由美 音楽監督 山口e也 美術 朝倉 摂 照明 服部 基 音響 竹村 清 衣装 宮本宣子 演出協力 原田一樹
CAST
吉岡務 丹宗立峰/伊藤俊彦 森田ミツ 今津朋子/上島上子 加納たえ子 渋谷玲子 スール山形 園山晴子 大島花子 酒本朗 阿部壽美子 佐藤伸行 饗庭大輔 砂田理紗 赤座浩彦 谷本より子 足立紫帆 東野泰人 五十嵐進 徳川龍峰 石川ちひろ 萩原弘雄 伊勢田隆弘 一見直樹 今泉由香 前甸浩史 江部珠代 松浦陽子 木村英樹 安田栄徳 古木杏子 尹 嬉淑
このときに関しては、日記が残っていないし、詳しいキャストの割り振りも不明。がーん。
このころ、仕事が忙しくて、これを観た次の日(日曜日)は遠くの工場へ工数応援に行くため
朝5時起きだったんだよね〜。朝に滅法弱い私にはしんどかった・・・。とほほ。ともかくも、これが音楽座復活第一弾公演だったわけだが、印象としては、
「レベル落ちてる・・・」という感じだった。脚本は少々手が加えられていて、それは音楽座としては毎度のことで、改善して行こうという姿勢の
現われだから素晴らしいのだが、今回は「・・・これって改悪じゃないの?」という気さえした。
「アルバイト・ソング」「常務賛歌」等の曲は、戦後の貧しさや、高度経済成長期のモーレツサラリーマン
地獄(?)のなかでもどっこい力強く生きてる市民とかの姿を描き出したかったんだろうけど、
蛇足だったような気がしたのは私だけ?蛇足とは言わないまでも、長い。もちろん、基本の物語はそのままなので、泣かせるところはきっちり泣かせて頂きました。ハイ。
なんだか、これから課題が山積みだなぁと思わせた公演でしたな。
94.4 <初演 テレビ放送・NHK芸術劇場 東京芸術劇場にて収録>
STAFF
原作 遠藤周作 脚本 横山由和・ワームホールプロジェクト 演出 横山由和 音楽 井上ヨシマサ・高田 浩 振付 鎌田真由美 音楽監督 山口e也 美術 朝倉 摂 照明 服部 基 音響 竹村 清 衣装 宮本宣子 CAST
吉岡務 畠中洋 森田ミツ 今津朋子 三浦マリ子 小飯塚みどり スール山形 石富由美子 長島 吉野圭吾 加納たえ子 渋谷玲子 大野 縄田晋 横山ヨシ子 谷本賢子 田口ほか 佐藤伸行 中野・仲村ほか 徳川龍峰 佐々木ほか 神保幸由 歌い手ほか 小西教之 社員ほか 幸前憲治 社員ほか ごんどうけん 〃 松本邦裕 〃 山口雅士 院長ほか 玉川静 和子ほか 原田宏美 菊江ほか 林夏子 早苗ほか 米谷美穂 スール稲村ほか 秋元知花子 田口の妻ほか 仲村陽子 文子ほか 原田真理 由美ほか 宮本順子 春美ほか 徳垣友子 荒井美乃里
「泣かないで」に関しては、生で観た舞台よりも、この初演のビデオの方が好き。
これを生で観たかったなーーー。
改めて見ると、RENT JAPANで大活躍・小西教之さんがキラリと光る脇役で出ている
(バーで歌う男の役)。おぉ。
とにかく、なんといっても森田ミツ役の今津朋子さん。
(本人を結構間近で見たことありますが、ちっちゃくてカワイイ人なのだー。)
とっても歌がうまいとか、とってもダンスがうまいとかいう人ではないのだが、
「とってもミッちゃん」なのだ。
素直で一途で(でも押し付けがましくない)優しくて、苦しむ人々にごく自然体で寄りそう
ミッちゃん。田舎者でダサイ、でもまごうことなき聖女。吉岡役の畠中洋さんは、見た目が好青年なだけにそういう役が多かったが、この作品では
孤独で弱いところを持つ普通の男の苦しみを好演。
スール山形役の石富由美子さんの押さえた演技も印象的。ミツがらい病の宣告を受けて復活病院へ行ってから後は、もう見ていて泣きっぱなし(T_T)。
久々にこのビデオを見た日、あまりにも泣きすぎて泣き疲れ、他に何もできなかった。
気持ち良かったけどね。そんな重い設定の中で重い運命を背負った人達の物語なのだが、重苦しいだけではモチロン、ない。
デートのシーンで酔っ払うミッちゃん、クリーニング工場で「いつかは私達も素敵な人と結婚・・・」
と夢見る女工たち、吉岡とマリ子のロマンチックなデュエットダンス、復活病院の患者たちの交流など、
楽しいシーンもいっぱい。設定が重いだけに、そういうシーンが際立つ。
特に私は女工たちの歌&群舞が好き。前はよく、鼻歌で
「職場のオトコ ゴキブリおやじ ときめくような出来事 何もありゃしない♪」と歌いながら
残業したもんだ・・・(^^;;余談。
以前、2年くらい前かな、やっと「らい予防法」が廃止されたというニュースをTVで見たけれど、
本当に過酷な状況なんですね。。。
現在では完治できる病気であるにもかかわらず、この「復活病院」のように一般社会から
ずっと隔離されてきた患者さん達は今更家族のもとへ戻るわけにもいかないそうです。
加納たえ子が言う
「つらいのは、病気のことじゃない。誰からも愛されないことに耐えること」
というのが胸に刺さります。