♪Swing!♪
FosseやCONTACT とともに、ここ最近のブロードウェイのダンスミュージカル人気の一角を担った作品ってことかな。
SWING しまくり!
02.8.4 名古屋市民会館大ホール
STAFF
TROIKA ENTERTAINMENT, LLC. presents
Swing!Scenic Design by THOMAS LYNCH
Costume Design by WILLIAM IVEY LONG
Lighting Design by KENNETH POSNER
Original Concept by PAUL KELLY
Aerial Flying by ANTIGRAVITY INC.
Casting by DAVE CLEMMONS
Musical Supervisor MICHAEL RAFTER
Orchestrations by HAROLD WHEELER
Broadway Musical Direction JONATHAN SMITH
Sound Design by MARK NORFOLK
Associated Lighting Designer MARTY VREELAND
Assistant Choreographer MATT RIVERA
Dance Supervisors GARY McINTYRE , LISA McINTYRE
Associate Choreographers for the Original Production SCOTT FOWLER, ROD McCUNE
Lindy Specialist RYAN FRANCOIS
Original Production Supervised by JERRY ZAKS
Broadway Production Directed and Choreographed by LYNNE TAYLOR-CORBETT
Choreography Recreated for the Tour by KIM CRAVEN
Directed by LORI STEINBERGCAST
Chris Boyd Erin Davie Clarolyn Maier Charles Statham
Timothy W.Bish Robert Bottoms Holly A.Clark Courtney Combs Ven Daniel Desiree Duarte Sidsel Dupont Mark Eckstein Kevin Michael Gaudin Chase Steele Greye William B. Huvert II Ashley Hunt Sarah Jenkins Sean Kelly Adealani Malia Michelle Marmolejo Gary McIntyre Lisa McIntyre Mahri Relin Rachel Pascha Shugarman B.J.Toups なんというか、ダンスのレベルの高さはもう、すごい。
フィギュアスケートのペア競技みたい。リフトしまくり!女性くるくる回りすぎ!アクロバティック!
サーカスみたい。雑技団みたい(ちょっとちがう?)。
ダンサーのほかにsinger が男女2人ずついる。
曲ごとにショートストーリーがあったりして、singer がloose に狂言廻し役、というか。
本当に「あっ」という間の楽しいショウ。
2幕のカントリースゥイングダンスなんて、もぅ、いいわぁ〜
あのカウボーイハットにウエスタンブーツ!バンドもグー。
トロンボーンとsinger の女性とのデュエットなんかも楽しい。
トロンボーンって、金管楽器の中では一番演奏する姿がカッコいいしセクシーだよなぁ。
グレンミラーのメドレーも曲だけで楽しくなる。
そしてやっぱりsing x 3。この曲は特別なのかな。盛り上がる。
客席も結構ノリがよくて、two & fourの裏拍の手拍子や、ヒューなんて口笛や歓声が出たり。
こういう、楽しいだけで後に何も残らないショウってのも、いいね。スカっとするよ!
♪THE FULL MONTY♪
ご存知、チャールズ皇太子もご覧になったという英映画をアメリカに舞台を移してミュージカル化。
今の日本に必要なのは、この LET IT GO! の心意気!!
02.8.17 東京国際フォーラム ホールC
STORY
アメリカはバッファローの街。閉鎖された製鉄所で働いていた、失業中の男たちは職安通いの日々。
その中に、バツイチのジェリーという男がいた。彼には可愛い息子ネイサンがいたが、
ネイサンは離婚した妻と暮らしている。しかも、ジェリーは養育費を払えず、親権を失いそうになっていた。
なんとかして金を用意しないと・・・
そんなある日、街の女たちが嬉々として劇場に詰め掛けているのを見たジェリー。
そこではなんと、男性ストリップショーが行われていた。
・・・彼はひらめいた!金儲けのために自分たちで一夜限りのストリップショーをやることを!!
STAFF
presented in Japan by arrangement with Ronald S.Lee
Kevin McCollum Jeffrey Seller Albert Nocciolino
in association with Fox Searchlight Pictures Lindsay Law Thomas Hall
presentTHE FULL MONTY the broadway musical
Book by Terrence McNally
Music and Lyrics by David Yazbek
Scenic Design John Arnone
Costume Design Rpbert Morgan
Lighting Design Howell Binkley
Sound Design Tom Ckark & Nevin Steinberg
Orchestrations by Harold Wheeler
Dance Music Arrangements by Zane Mark
Conductor Ben Whiteley
Casting by Liz Woodman Casting, C.S.A.
Production Supervisor Gene O'Donovan
Production Stage Manager Kimberly Fisk
Tour Press & Marketing TMG-THE MARKETING GROUP
General Management The Charlotte Wilcox Company
Music Direction/Vocal and Incidental Music Arrangements by Ted Sperling
Choreographed by Jerry Mitchell
Directed by Jack O'BrienCAST
George Bukatinsky JENNIFER NAIMO Buddy "Keno" Walsh AARON LOHR Reg Willoughby DON BURROUGHS Jerry Lukowski CHIRISTIAN ANDERSON Dave Bukatinsky MICHAEL J.TODARO Malcom MacGregor GEOFFREY NAUFFTS Ethan Girard CHRISTOPHER J.HANKE Nathan Lukowski BRET FOX / BRETT MURRAY Susan Hershey VICTORIA MATLOCK Joanie Lish KIMBERLY HARRIS Estelle Genovese PAIGE DuBOIS WOLFF Pam Lukowski WHITNEY ALLEN Teddy Slaughter TROY BRITTON JOHNSON Molly MacGregor DIANA PAPPAS Harold Nichols DALE HENSLEY Vicki Nichols HEIDI BLICKENSTAFF Jeanette Burmeister CAROL WOODS Noah "Horse"T.Simmons CLEAVANT DERRICKS Police Sergeant MILTON CRAIG NEALY Minister LEO DAIGNAULT Tony Giordano ERICK BUCKLEY 私が観た回のNathan役はBrett Murray。可愛かったぁ(^^)
舞台上手側、2階席だが舞台にはかなり近い。
先日のクラス・アクトとは違い人でいっぱいの客席。知名度の差か。映画が面白かったので、ストーリーは面白いこと保障つき♪と期待(安心?)していたが、
思いのほか音楽が楽しく、気が利いてる。
ゲロッパゲロゲロJBノリの曲もあれば、とても美しい曲もあってバラエティに富んでるし。
良いぞー。おデブのDaveが隠れてラップをおなかに巻いてダイエットしようとするシーンの
可笑しさと切なさといった映画のイイところに加え、映画にはなかったHaroldの妻が
彼に愛と理解を示すというくだり(そして♪You rule my world のメロディの美しさ)があったりして、
ミュージカルにする上での工夫もみられてナカナカ良くできてると思った。ダンスをサッカーのフォーメーションになぞらえて練習する英映画版を、
アメリカを舞台にしてるのでバスケに置き換えているが、バスケになぞらえたとたんに
全員の動きがきれいにビシっと合う瞬間の驚きは、これナマの舞台の醍醐味だな〜。映画のロバート・カーライルにあたる役のクリスチャン、おぉなるほど、Rogerをやってたのが
よくわかるわ〜という声。マルコム&イーサンの♪You Walk With Me の美しさったら!もぅ!
目立つ曲がこれ1曲しかない役でもちゃんとこれだけ歌える人があたるんだから、いいわねぇ。
おホモだちの切ない可笑しさも漂わせつつ。
ジャネットをはじめ、メンバーの妻たち元気のいい女性陣と、ラストの♪Let it go では
一緒の立場でステージ上の男たちのストリップショウを応援できるのが何とも楽しいね〜!!
ありきたりな感想だけど、でも、可笑しい中にも切なさがあり(可笑しいから切ないんだよね・・・)
楽しくて元気が出る。単純だけど素直にいいなぁ!と思える作品だね。
映画は映画で好きで、あの陰鬱なイギリスの寂れた田舎の空気が良くて。
舞台は舞台で、♪れりっごーれりっごー!しぇーきらっなーぅれりっごー! と異様に盛り上がれるのが良くて(^^)
♪魔法の黄色い靴♪
チューリップ30周年記念企画ということで、全編チューリップの名曲に彩られたミュージカル。
02.8.23 名古屋厚生年金会館
STAFF
脚本・演出 樫田正剛 監修 財津和夫 音楽監督 深沢桂子 美術 伊藤保恵 音響 山本浩一 照明 桜井真澄 深川美和子 振付 稲田晴美 演出助手 千田恵子 CAST
伊藤高史 遠山景織子 山本耕史 河相我聞 大山英雄 原 史奈 平賀雅臣 伴 美奈子 遠山俊也 篠田 剛 平野くんじ 積 圭祐 志村知香 山素由湖 藤田美歌子 KOHJIRO 渡辺 健 MaMi 山崎ちか 吉野 智
あまり良い評判を聞いていなかったので、嫌〜な予感を抱きつつ。
予感はやはり大当たり。評判は大当たりと言ったほうがいいか。
脚本が・・・観客をナメルなぁ!ブレイクすることを夢見て九州から上京してきたバンド。1年経っても芽が出ず、仲間割れ。
上京を決める当時を思い出してみると・・・とここから回想に入るのだが、
あとの話がずっと最後までこの回想シーン。最初の「現在」に戻ってこない。
それは悪いコトではないけど、回想の部分の物語が相当面白いモノで、
とても意外で気の利いた展開でもないかぎり、戻って来たほうが無難。だと思う。
実際、冒頭の「現在」の芝居の雰囲気からすると早々に回想は切り上げられて「現在」に戻って
話が展開するのだと思った。のに。びっくりだよ。「いい意味で裏切られた」とはよく言うが、
これは本当に「裏切られた」・・・。で、回想。厳しい(?)父親に上京を反対されるドラマーの大学生(河相我聞)。
舞台設定は彼のおうちのリビング。そこだけで、全てが展開する。
ドサクサにまぎれて彼のお姉ちゃん(遠山)にキスするバンドリーダー(山本)、
それを彼女の母親に目撃されて彼氏と勘違いされる。
で、「お母さんに勘違いされちゃってどうしよう大変だ!」という、全然大変じゃない問題を
延々とひっぱる。アホか。
河相が彼女に振られてウジウジしたり、ベーシスト(大山)が"ちい兄ちゃん"のモノマネで
とりあえず盛り上げたり(チューリップに山本耕史、ときて福山の物まねが持ち芸の
吉本芸人ときたら、「ひとつ屋根の下」やるしかないもんね・・・っていうか、
そのために彼はキャスティングされたんだよね・・・耕史に「ちぃにいちゃん!」って言わせて
笑いをとり、しまいにはポケットからシャンプー取り出して、指をシャワシャワいわせて
「ウルオイたいだろ?」・・・うーん、笑ったけど。なんだかなぁ)
とにかくストーリーの中身がナイ!!!ドラマーと「家族は一緒にいるべきだ!」と主張する父の確執が核らしいのだが
全くたいしたことないし、お姉ちゃんのへんてこな彼氏(伊藤)に至っては意味ナシ。
やたら色んな脇役キャラがうじゃうじゃ出てくるがドタバタして寒い笑いを取るだけ。
そして上演時間は長〜〜〜くなる。こんなに長時間なのに、こんなに中身がない舞台ってのも
ある意味すごい。ほんと、しんどい。。。。節々でチューリップナンバーを歌いまくる天使?たちのパワフルな歌だけが救いか。
ちかちゃんのおへそと腹のカッコよさ。で、最終的に上京を認められ、楽器を持って旅立つ・・・ってのが前フリで、
一度降りた幕が上がると本物のチューリップさんが登場。とたんに客席が総立ち。
30代〜それ以上の年代のお客様方が手拍子して踊り、跳ねる。
今までの長くつまらない芝居はこのライブの前フリだったのかー!
素直に「結成30周年記念ライブツアー」をやればよかったじゃんかー!!
チューリップ嫌いじゃないけどー!もちろん素敵ですけどー!上田しゃーん好きよぉぉ!はぁぁぁぁ。ミュージカルだと思って観に来た私が悪うございました。
しかし、ミュージカルなんて観たことないチューリップファンのアダルトの皆様に
「ミュージカルってこういうものか」と思われてしまったら悔しいわー。
違う、違うのよぉーこんなんじゃないのよぉー!!
別に企画が悪いわけではない。脚本が、演出が悪いのだ!
本当に面白い、中身のある芝居だったら"ただの前フリ"にはならなかったのに。
ちゃんと意味のある、チューリップ30周年記念のイベントになり得たのに・・・。
それに、面白い役者がいっぱい出てたのに、すごくもったいないわ。
なんていうか、本当に・・・バカをみた。
ん〜。。。もぅ何も言いたくないです。はぁぁぁぁ・・・(深いため息)
♪太平洋序曲♪
1976年にブロードウェイで初演されたスティーブン・ソンドハイム作品を宮本亜門が演出。
なんでも、宮本氏はソンドハイムの影響で演出家になろうと思ったとか。
この亜門版は2000年にお目見え。それを来日して観たソンドハイムが、是非アメリカで!と
言ったことからブロードウェイを含むアメリカツアーが実現。今回はそれを終えての凱旋公演。
いわゆるひとつのdreams come true、だな。でもそんな妙な力とか熱とかテンションはなく、
自然。丁寧に作品作ってみせる、という姿勢がいいじゃないですか〜。にっこり。02.10.20 新国立劇場 小劇場[THE PIT]
STORY
19世紀中頃、鎖国政策が続く日本。そこへアメリカから突然黒船が来航。開国を迫って来た。
幕府は香山弥左衛門を浦賀奉行所目付け役にし、アメリカの上陸を阻ませようとする。
香山はアメリカ帰りの漁師・ジョン万次郎とともに黒船を追い返すことに成功した。しかし、その後西洋の列強各国が開国を迫り続々とやってくるようになる。
次第に香山は西洋文化に傾倒してゆくが、一方万次郎は日本の伝統を重んじるようになり
かつて協力しあってアメリカに対峙した二人は対立しあう・・・STAFF
作曲・作詞 スティーブン・ソンドハイム 台本 ジョン・ワイドマン 演出・振付 宮本亜門 音楽監督・編曲 山下康介 翻訳・訳詞 橋本邦彦 美術 松井るみ 照明 中山安孝 衣装 ワダエミ 音響 渡辺邦男 振付 麻咲梨乃 歌唱指導 山本隆則 殺陣 谷 明憲 演出助手 伊東和美 舞台監督 赤塚幸信 CAST
ナレーター・将軍・天皇 国本武春 老中・神官・老人 越智則英 阿部 樋浦勉 将軍の母・ロシア司令官 佐山陽規 老中・祖母 大島宇三郎 泥棒・剣士 園岡新太郎 女将・フランス司令官 治田敦 ワキ・士官・公家・水兵 広田勇二 漁師・医師・イギリス司令官 さけもとあきら 万次郎 小鈴まさ記 神官・女郎・オランダ司令官 村上勧次朗 香山 本田修司 小姓・少年・公家 斎藤桐人 ワキ・商人・占い師・武士・大名・水兵 岡田誠 士官・ペリー・アメリカ司令官・水兵 原慎一郎 将軍の妻・女郎 堂ノ脇恭子 女郎・少女 粟田麗 たまて 春 芳 息子・腰元・女郎 山田麻由
日曜日は朝っぱらから新国立劇場へ。「太平洋序曲」をどうしても観たくて、当日券に並ぶ。
9時すぎに着いたが、大ホールでやってるオペラに並んでる人がすでにいっぱいいて、
そのうち何人が「太平洋」に並んでいるのかが分からなくてドキドキ。
なんせ、Z席(1500円)の12席しかないから。うぅぅ。観られるか!?
結局、太平洋に並んでた中では6番目ぐらいだったので、なんとか席を手に入れた。
下手側の2階バルコニーの一番舞台側。もう、舞台のすぐ上。よくみえるぅ!
セットはお能の舞台みたいにシンプルで綺麗。真上から観ているので、本水を使ってあるのも
とても綺麗に見える。でもまぁ、やっぱ安い席だけあって・・・桶(オーケストラ)のすぐとなりだったので、
桶の音がでかいのよね・・・。台詞や歌がきこえにくい。うぅ。中心人物は浦賀奉行に命じられた香山と、アメリカから帰ったジョン万次郎。
でも明確な主人公じゃないんだよな、2人とも。友人となり、協力してペリーとの
折衝に当たった2人が、その後別々の道を歩み、結局、香山は万次郎の剣に倒れるという悲劇。
という大まかな流れはあるけど。かといって、群像劇かっていうとそうでもないような。
なんというか、主人公は、異文化コミュニケーション・・・それじゃNOVAか・・・
文明の衝突・・・や、これも違う・・・異文化の接触、カルチャーギャップと、その歴史、かなぁ。
難しいことはよく分からないが。日本に開国を迫るペリー一行、欧州列強の使者の大げさな描き方
(つけっ鼻、ちりちり原色毛糸の髪の毛、異常にでかいペリー提督。面白〜い!
やんややんやの喝采!)、が主人公。
生まれた時からそこら中にアメリカンカルチャーがあふれてて、特に強烈に「憧れる」
ということもなく自然にそれに接してきた私らの世代としては、想像するしかないけど、
そりゃ相当なカルチャーショックだったに違いないもんな。
どばぁぁっと天井に星条旗が広がった時は、あぁぁ!と思ったもん。
この何百倍もの衝撃なんだろうなぁ。この演出、好き。同時に、日本にもちゃんと目は向けられていて、将軍(バカ殿?)・天皇の描き方の皮肉っぽさも面白い。
将軍も天皇も、(客観的視点を提示する役割の)ナレーター・国本武春が演じるってとこがいいね。
国本自身の愛らしい(?)憎めないキャラもあいまって。音楽は、「語り」かな。A.L.ウェッバーみたいなあざとく美しいメロディ(それも大好きだが)が
際立つ、ってのじゃなくて、台詞に節がついた。という印象。だから、こう・・・すぐ思い出して鼻歌で
ふんふんふふ〜ん、っておうちに持ち帰る歌が特にあるわけじゃない、っていうか。
でも「木の上で誰か」とかは美しいな。少年役の斎藤桐人くんの生き生きした動きと歌声、
そして寂しくなった前髪(笑)に、なんか頑張ってるなぁと嬉しくなったり。
外国からの使節団がぞくぞくと会議場に入っていく場面、舞台中央に立てられた掘っ立て小屋に
吸い込まれていく彼らが、奈落へ降りていくのが私の席からだとばっちり見えてちょっと面白かった。
みんな、よく怪我しないなぁ、気をつけてくれよ、と思いつつ。最後の、一気に現代まで駆け抜けるダンスナンバー、原爆を表現してるシーンのショッキングさは、
きっとNYで公演した時には9.11に重ねて観られたんだろうな。
で、このダンスシーンで特に際立ってて目がいっちゃったのが粟田麗ちゃん。
やっぱ上手いわ〜。体のキレが違う!って感じ。さすがだわ。しかも、可愛いし!
道場主の娘なんて、もう可憐で!あぁっ うららちゃ〜〜ん!
なんというか、一人の主人公に感情移入して観られるストーリーではないので、
普通私はそういうの「イマイチ」と思いがちなんだけど、これはそんなこともなかった。
最近の世界情勢を、考えさせられるからだろうか。
いや〜、それにしても粟田麗ちゃん可愛い。私の実家の近くのコなのよ。
ダンススタジオをやってるおうちの子でねー。だから映画とかでもダンサーの役が多いね。
(結構映画に出ています。「大統領のクリスマスツリー」も「ひまわり」もダンサーっぽかったな)
彼女のお姉ちゃんと幼稚園〜小学校で一緒・・・だったような気がします。
そんな親近感もあり、応援したい女優さんです。
♪宮本亜門 講座・ミュージカルの楽しみ方♪
ミュージカルのレポートではないけど、たまにはこんなのもいいか?ん?
02.12.14 パティオ池鯉鮒(知立市文化会館 はなしょうぶホール)
次の週にここで「アイ・ガット・マーマン」の全国ツアー千秋楽があるので、そのからみで。
面白そうだったので行ってみた。知立の駅、いい雰囲気に田舎。
文化会館への行き方、よくわからずに市役所行きのバスに乗ってみる。
しかし市役所と文化会館は全然違うところだった。市役所、土曜日だから誰も人がいなくて暗いし。
だんだん日は暮れてくるし寒いし。風邪の予感ひしひし。
ラッキーにもすぐタクシーを拾えたので開演時間には間に合った。
田んぼのなかに突然忽然とあらわれたどでかいUFO着陸基地みたいなすごい建物。
新しくて綺麗だけど、こんな駅から遠くて不便なところに・・・。にがにが笑。1000人キャパのホールでやることになってたみたいだけど、そんなに集まるのかぁ?
と思ってたらやっぱり会場が変更されていて200人ぐらいの小さいホールになっていた。
お客も100人弱ぐらいだったかな。亜門登場。皮の黒いパンツに、ベージュの皮ジャケット、草色のマフラー。カッコつけやさん★
すごく客席と近いことにびっくりする亜門。とにかくよくしゃべる〜。
ミュージカル講座と銘打たれていたけど、「そういうことはしゃべれないので
自分の人生について話します」とぺらぺらべらべら。SKDのレビューガールだった母親のこと(出た!マザコン!)、
高校生のときに引きこもって親を心配させたこと、演出家になりたい!と思ったこと。
玉川大学の演劇科時代のこと、早くミュージカル実践の中に飛び込みたくて大学を中退したいと
岡田教授に親とともに面談に行き、あっさり中退をすすめられたこと。
オーディションに受かりダンサーになったこと、2作目ヘアー初日の母の急逝。
NYに初めて来て、ホテルの部屋に入ったとたん、やっと母の死に対して号泣したこと。振付家として20代ばりばりやってたこと。手帳がスケジュールで埋まって
忙しくしていた状態に安心してて、自分がやりたいことをやってなかったことに気づいたときのショック。
マーマン初演の時のこと。田中りかが初日前日に別の舞台のオーディションを受けて落ち、
それに共演の中島が通っていて「私今日一緒の舞台に立てない〜!」と騒いだこと、
観に来た友人が客席でいびきかいて寝てるのを発見して、台本まるめて後ろからパコーン!
と頭を殴ったこと。身振り手振りを交えてしゃべるしゃべる。演出って具体的にどうやってるのかってこと。ボブ・フォッシー好き好き亜門、
フォッシーの振付・演出方法の一例を立ち上がって実際やってみせる。
役者やダンサーに舞台全体の空間を体でつかませるのが大事、とか、具体的な指示の出しかた、とか。
壁に手を擦り付けるような動作を振付けるときに例えば「あなたの手は血でべったり汚れている。
それをなんとか壁でふき取るように動かしてください」とか言うと、全然動きが変わってくる、
ってなこと。おぉぉ、なるほど!すげぇな!「ミュージカルって突然歌いだしたりして不自然で気持ち悪い」とか言って敬遠する人がいる。
タモリにいわれなくてもそんなことは分かってるけど(笑)!でも歌うのは必然があって歌ってるんだってこと!
舞台上のキャラクターの感情の流れで必然的に歌うんだ、と。そうだそうだぁ!演出家としては、何も無い空間で、観客の想像力を役者が刺激するようなのが好き、
という傾向だという話。マーマンも太平洋序曲も、そういえばキャンディードもセットは
シンプルだったな。なるほど。そう、見えないものも想像力で見えてくる。それが舞台の面白いところ。沖縄に移り住んだこと。沖縄の人のおおらかさを一人寸劇を交えて話す嬉しそうなおっさん亜門(笑)。
2001年秋、マーマンを持ってNYに乗り込んだときにあのテロが起きたこと。
地下鉄は止まり、プラスチックや人間が焼けるひどい臭いがする。生々しい話。
ボランティアにも参加したこと。そして、「こんな時代に歌や踊りで楽しくハッピー!なんて不謹慎」
ではなく、「こんな時代だからこそ、ミュージカルの果たせる役割は大きい」と思うこと。
希望が必要だ、ってことだな。歌やダンスは国境や文化の違いも超えることができるしね。
エンターテイメントは水や食料のように生存に必要なものではないから戦時下では真っ先に
切り捨てられていくものだろうけど、でも生存に必要な最低限のものだけで生きて、ナニが人間か??
それに「実際、ミュージカルっていうのは、ヘアーにしろ、RENTにしろ、社会的なことを扱ったものが
熱狂的に支持され、エポックメイキングな作品となっている」。
そう、そうだよな!ただ単に「歌って踊って恋してハッピー!」だけじゃないのよ。
歌やダンスで表現するからこそ、universal message は伝わる。最後に質疑応答時間があったので、旅の恥は掻き捨て(ちょっと違う?)と手をあげてみた。
ちゃんと考えてたわけじゃなかったので非常に分かりにくい質問の仕方になってしまって
亜門には申し訳なかったが。Q「私は東京のすぐ近くで生まれ育ったいわゆる街っ子で、ミュージカルを観るのが好きで
よく東京の劇場に行った。今でも行く。
以前、ある劇団の制作スタッフの人がネットに書いていた言葉が印象に残っていて、
その人が四国かどっかの自然の綺麗な田舎に行ったとき、
<こういう素晴らしいところに暮らす人には演劇なんて必要ねぇんじゃねーか、と思った>
というような内容だったのだけれど、今現在沖縄で暮らす亜門さんはどう思いますか。
田舎にシアターは要らないのか?」A「そんなことはないと思う。実際、東南アジアの山奥とかにだってエネルギッシュで面白くて
素晴らしい演劇の形態がいろいろあって、人々の生活に溶け込んでいる。
<演劇と自然>を分ける必要もないだろうし。
今、自分はNYのブロードウェイで頑張ろうとしているけれど、
将来的には<アジアだ!>と思っています。」な、なるほどぉ。将来はアジアかぁ・・・
そうすると銀座で生まれ育った彼が沖縄に惹かれて住んでいるのも分かる気がするね。
多分、自分の自伝的な本かなにかの中で語ってることばかりの内容だったのだろうと思うけれど。
だって彼、テレビに出ると毎回、お母さんが亡くなったときのクダリを話してるもんな〜
この日も同じ話を・・・(笑)とにかく、話しなれてる、講演慣れしてる、って感じ。上手いんだよな〜。
まぁそれでも、そして宮本亜門が好きか嫌いかは別としても、興味深かった。
ナマの話は本とはまた違う面白さもあるしね。動く亜門はやはりさすがダンサー・振付家出身。
で、質問する素人にもまっすぐ目を向けてうなづきながら話を聞く。そして答える。
世の男たちよ、見習えー。どんな立場のひとの話でも、話は真剣に聞かないといけないよね!
♪I GOT MERMAN♪
ブロードウェイの女王とうたわれたエセル・マーマンの生涯を、「私がマーマンよ!」と
言い張る3人の「マーマン」により、彼女の代表曲で綴ってゆくというショウ。
言わずとしれた、宮本亜門の出世作。今回はウィッチィ・シスターズで観戦。
02.12.21 知立市文化会館 かきつばたホール
STAFF
作・演出・振付 宮本亜門 訳詞・歌唱指導・演出助手 大場公之 音楽監督・編曲 深沢桂子 美術 島川とおる 照明 西川園代 音響 松木哲志 衣装 宇野善子 舞台監督 村田明 CAST
浦島りん シルビア・グラブ 山崎ちか 席はちょいと上のほうの、上手側はじっこ。劇場の中、暖房ききすぎでちょっと息苦しい。
マーマンは2回目、ウィッチィシスターズは初めてみる。シルビア、カッコいい。
でも歌声がちょっと疲れ気味なとこがあったかな。全国ツアーの千秋楽だもんな。
浦島りんちゃんのふんわりした雰囲気が、なーごーむーね〜!
ちかちゃんのはじけっぷりったら楽しいわ!ナイスバディで素敵。
3人で歌うとこはほんと、楽しい。歌の楽しさとステップの楽しさ。
ただ、一人ひとり歌うとなんだかデコボコかなぁ。歌唱力とか、が。
もちろん3人とも上手いんだけどさ。。。1幕めのドタバタはとても楽しいんだけど、最近のTVCMのモノマネをちょびっと
取り入れてるとこ、どうだろう?面白いかな?ちょっと感覚がオヤジ臭いというか。
私の中の気持ちは「ベタすぎる笑いが滑った瞬間を見たときー!」(いつもここから風)だったけど。
ま、観客はアダルトな雰囲気だったので(=おばさま方と連れられてきたお父さん)
ウケてたみたいだし、いいのかな?2幕めの、マーマンの「人生」を描く段。シルビア、良かったけど、きっとあと15年とか
20年経ってやったらすごく良いのに。貫禄あるけどやっぱりまだ彼女若いしね。。。
しょーがないよね。楽しい舞台だったけど、全体的に物足りないというか、興奮する!まで自分のテンションが
上がりきらなかったな。それはきっと、劇場が結構でかい、ということも一因。
もっと小さい小屋で観たいよな、コレ。みたのが2回目ということかもしれないけど、あんまり新鮮な感覚がなくって。
体調があんまり良くなかったこともあり。(久しぶりに酷い外耳炎で苦しんだ直後だったから)
でも、そういうときに見ても、それなりに楽しめたというのは、やはりそれだけの質の高さが
あったってことかもね。