♪SWAN LAKE♪
Matthew Bourneが率いた英国・AMP(Advntures in Motion Pictures)の代表作・人気作。
チャイコフスキー作曲のバレエ・白鳥の湖を大胆に解釈し直した作品。
とにかく話題は、「男が白鳥を演じる」こと。
Bourneは1999年にこの作品でトニー賞ミュージカル部門の監督賞を受賞している。
03.3.1 Bunkamuraオーチャードホール
STAFF
KATHARINE DORE for adventures in motion pictures
MATTHEW BOURNE'S SWAN LAKEOriginal production directed & choreographed by MATTHEW BOURNE
Designed by LEZ BROTERSTON
Lighting by RICH FISHER
Associate Directors SCOTT AMBLER & ETTA MURFITT
Revival restaged by HEATHER HABENS & ANDREW CORBETTCAST
The Swan/ The Stranger Adam Cooper/Jesus Pastor /Yasuyuki Shuto The Prince Tom Ward/Ben Wright/Andrew Corbett The Queen Marguerite Porter/Emma Spears The Private Secretary Steve Kirkham/Richard Curto The Girlfriend Fiona-Marie Chivers/Tracy Bradley The Young Prince Simon Karaiskos/Gav Persand Swan/Ensemble Kim Amundsen, Jodie Blemings, Tim Blowfield
Michael Budd, Jon Chu, Gary Clarke, Gavin Coward
Richard Curto, Rain de Rye Barrett, Bob J Harms
Simon Humphrey, Hendrick January, Ryan Jenkins
Simon Karaiskos, Chris Keerie, Kevin Muscat
Gav Persand, David Rhys, Damien Stirk
Rupert Tookey, Simon WilliamsEnsemble Lauriane Delteil, Pia Deiver, Catherine Flowers
Oriada, Nikolas Kafetzakis, Ruth Moss
Maryam Pourian, Heather Regis Duncan, Kirsty Simmonds
Damien Stirkオレンジ色が私の観た日のキャスト。
bunkamura自体はコクーンで時々芝居みるし、美術展に行ったりするからお馴染みなんだけど、
実はオーチャードホールは初めてだった。なんだかこういうクラシックな大型劇場久しぶりだ。さて。ビデオでは何度も観ていて大好きなampの白鳥。以前仕事でたまたま白箱(サンプルビデオ)
をもらったのが出会い。面白くって、友達んちにみんなで集まったときに一緒に観て盛り上がったりしたもんなあ。
あれを生で観られるのかと思うと嬉しい。どうせならadam cooperを観たかったけどトリプル白鳥のうち
一番知らないJesus Pastorだった。首藤くんも観たかったなー。席はあまりいいとこではなかったけど、それでも見易い。とにかく目の前でアレが展開されるのが
面白くてしょーがない。初めて観るS(友人)にはけっこう異様で面白い白鳥にみえたみたい。
確かに、お笑い白鳥の湖と言えなくもない(私はもう慣れちゃったが)。
でも、supposed to be 芸術的な舞台、なのよね?うん。美しいわよ。
だが、これは、マザコン王子、しっかりして!白鳥、やっちゃえ女たちを、
女王を誘惑しまくれーもっとやれー!きゃー!と勝手に大興奮、ミーハーに盛り上がって見るのが
楽しくてよろしいなー。バレエだ、とか気張らずに。美しくて、力強くて、分かり易い。ま、音楽と踊りだけで台詞や歌はないからストーリーは
分かりやすくないとね。分かり易い割には色々と深読みできそうな、「分析したい心」をそそる
ストーリーだし(王子の置かれた状態や悩みが現代人っぽいから)、白鳥たちの行動がよくわからんところも
あるがでもそれは世間の人たちがいっぱい分析してくれるから任せておいて、私は敢えてそんなことは
せずに観るのが楽しかった。なんかもう、面倒くさくてさー。色々考えるのが。
いいじゃん。男白鳥、面白いんだから。うん、男白鳥って、いいなぁ。
白鳥って実際はでっかい鳥だもんな。動物だ。獣だ。
ね。もう。分析したい人にしてもらっといて。ハイ。美しく鍛えあげられた男性ダンサーが上半身ハダカで
情熱的でメロディアスな(チャイコフスキーはきれいなメロディーの王様。)白鳥を踊るんだから。
楽しいじゃなぁ〜い??
♪NOIS / FUNK♪
若きタップの天才・セヴィアン・グローバーの熱いショウ。
セヴィアン本人が来日して公演というのだから、観ないわけにはいかないでしょう!
03.3.2 赤坂ACTシアター
STAFF and CAST
Columbia Artists Theatricaks presents SAVION GLOVER in
BRING IN'DA NOISE BRING IN'DA FUNKBook & Lyrics Reg E. Gaines
Music Daryl Waters, Zane Mar, Ann Duquesnay
with
Lynette DuPree, Thomas Silcott
Maurice Chestnut, Marshall L. Davis Jr., Dormeshia Sumbry-Edwards, Cartier A. Williams
Jared Crawford, Raymond A. King
Arnell Powell, Robert Reed III, Caroyn Saxon, Troy SwaniganScenic Desaign Riccardo Hernandez
Costume Design Paul Tazewell
Lighting Design Jules Fisher / Peggy Eisenhauer
Sound Design Shannon Slaton
Projection Design Batwin + Robin
Music Supervision & Orchestrations Daryl Waters
Musical Director Tommy James
Vocal Arrangements Ann Duquesnay
On Stage Percussion Jared Crawford
Dramaturg Shelby Jiggetts-Tivony
Production Stage Manager Kimberly A. Glenn
Technical Supervisor Tech Production Services, Inc.
General Management Columbia Artists Theatricals
Casting Barry Moss, C.S.A. and Bob Kale
National Press Representative Rubenstein Public Relations
Tour Press & Marketing TOURtrue Press & Marketing
Exective Producer Aldo Scrofani
Choreography by Savion Glover
Conceived and Directed by George C. Wolfe
去年NYで見たイベントに出てたのをみたけど、一言も発さず、音はステップの音だけ。
だけ、でも観客は大興奮だったもんなあ。かっこいい。
前座に日本人タップグループのショウがあった。ほう、熱いね、なかなかやるじゃん、と思って観てたら、
客席にえらい盛り上がってる人達がいる。固定ファンがいるような人気者なのだな。で、本編。ショウについては全く前知識を入れずに観に行った。ま、タップのすごいのを
観せてくれんだろな、くらいの感覚で。そしたら、あー。ごめんなさい。
ただの楽しいタップショウじゃなかった。
根底にアフリカンアメリカンの苦難の歴史が。セヴィアンの強烈な哲学が。勉強不足でした。
そして、勉強不足のまま観てしまったことがもったいなかった。
もちろん何も知らずに観てもそのパワーとか技術には圧倒されるし楽しめるんだけど。
それに・・・別に、その、タップを通して人種差別への怒りを声高に訴えようとかいうものではないし。
テーマとしてそういうものがあるけれど、んー、それを訴えるために踊っているわけじゃなくて、
・・・基本的には、踊らずにはおれん、リズムを刻まずにはいられん、てことなんではないかと。
人間ってやっぱり体があって、リズムに体を動かして生きてるんだなー。気持ちいいわ。
唯一の女性ダンサーのかっこいいこと!やっぱ体ありきだ。基本的にレビュー形式のダンスショウなんだけど、「あー楽しかった、スッキリ!」と、
ビートとともに観終わったあとキレイにスカっと抜けてしまって後に何ものこらずおしまい。
ではないところが、この作品のスゲェところ。カッコイイ、今の時代っぽい、それなのに(?)
すごく真面目なんだよねー。誠実で、先達(苦難の歴史を歩んだ祖先たちと、
2幕でオマージュをささげられている黒人ダンサー4人)に対しての深い尊敬の心もある。
だからよけい、見て楽しいんだけど、こっちも真面目に接しないと舞台に失礼!って気がしてしまう。
人生かけて踏んでるタップを、こんなヌルいスタンスで観ちゃってすみません。
そうはいえども、若くて(こんな大御所っぽいけど私より年下なんだもん!セヴィアン!)
カッコいいダンサーがガンガン踊るのを純粋に楽しんでしまったのであった。それでいいのす。ダンスプレイとか、レビューみたいのがどっちかというと苦手な私でも最後まで飽きずに観られた(^^)
ダンサーって、カッコいいよね〜〜〜
♪Don't trust over 30♪
30歳以上の人間を信用するなぃ!
ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出で音楽監督が鈴木慶一(ムーンライダーズ)、
主演はユースケ・サンタマリア!とくればあなた。期待は膨らむってものよね。
03.6.6 青山劇場
STORY
結婚式の最中に突然行方不明になってしまった花嫁・レイコを探してタイムスリップした
平凡な男・ユーイチ。タイムスリップ先は1968年。必死でレイコを探し回るが、なかなか見つからない。
そんな中、GS大好きな女の子、メグミと知り合うユーイチ。お互いに気になる2人だったが・・・
一方、現代はというと、2004年。日本は某国のテロ攻撃に遭い、戦場と化していた−−
STAFF
作・演出・作詞・作曲 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 音楽監督 鈴木慶一 振付 横町慶子(ロマンチカ) 伊東千枝(珍しいキノコ舞踏団) 美術 礒沼陽子 照明 大島祐夫 音楽協力 たま 音響 水越佳一 映像 上田大樹 衣装 三大寺志保美 ヘアメイク 武井優子 フライングコーディネーター 松藤和裕 演出助手 佐藤万里 舞台監督 青木義博 CAST
中山ユーイチ ユースケ・サンタマリア 万城目メグミ 奥菜恵 モケ美 五十嵐アゲハ 犬山犬子 早川 ハザマ みのすけ ラーメン屋店員 ヒロキ(メグミの兄) 三宅弘城 メグミの母 堅部社長 峯村リエ ローザ 松永玲子 レコード屋店員 レオナ 長田奈麻 ピン子 安澤千種 サキ 村岡希美 レンゲ 新谷真弓 メグミの父 廣川三憲 立花巡査 大山鍋則 ウェイター 吉増裕士 クリス(シャークスG) 喜安浩平 田舎女 杉山薫 巡査(健坊) ヒデ(シャークスVo) 大堀こういち 医者 トンプー(シャークスB) 藤田秀世 尿(狂人の館Dr) 石川浩司 汁(狂人の館G) 知久寿焼 汗(狂人の館B) 滝本晃司 レイコ 秋山菜津子 中山裕之介 井上順 アナウンス(声) 小林克也 BAND "Silly Men"
ギター 星川薫 ベース 鈴木博文 キーボード 青木庸和 ドラムス 濱田尚哉 冒頭のユースケの台詞からなんだか脱力な雰囲気。適当なしゃべり言葉や適当な人間同士の距離。
そしてアンバランスな感じ。現実にはありえないこと(タイムスリップとか)が
普通の男やその周囲の人々に起こっているのに割と自然にみんな受け入れてたり。
本筋とは関係のないうんこの歌が延々と歌われ。モーツァルトか!?
このナンセンスさ。新感線とかみたいなエンタテイメントに徹したギャグとは違って、
ぐったりくる。長いし。たまも脱力。ぐったりくる。これがケラなのかー。
ま、面白いんだけど、台詞のセンスは好きだけど、いかんせん長いよ〜。3時間は、長いよ〜。
お尻が痛いよぉ〜。音楽は、もっと鈴木慶一!ムーンライダーズ!って感じなのかと思ったら、
たまが入ってたりするのでそうでもなかった。チラシとか見たところではGSか?とも思ったが、
それはまぁストーリーの一部。出てくる登場人物はみんな、とんでもないけど愛しい。秋山菜津子さんの、何か捨てて
突き抜けちゃった見た目の汚い女も好感なら、奥菜恵ちゃんの可愛いことよ。歌は下手糞だけど許す。
なんと言ってもユースケが。頑張ってたし、好きなんだよなー、ユースケ。
例えば、なんでもないよーなことを一言言ったとして、それが、人生における気が利くtipとして
説得力を持ってしまうような「頼れる兄貴キャラ」な男と、気が利くtipを言ったところで
どーにも嘘っぽく響いてしまう「軽薄キャラ」な男のどちらが好きかと言われれば、
後者のユースケタイプが圧倒的に好きだね。軽薄に見えて、まぁその実真面目で小心者、
その上、それを自覚している。というのが良いね。後半はわりとシリアスでしみじみ。タイムスリップと戦争で時間がずれてしまったカップルの愛。
愛、かー。戦争かー。それを描くための照れ隠しなのかなぁ、あのナンセンスっぷりは。
そして、思ったのは、911は確実に、日本の演劇界に大きな影響を及ぼしている、
というか、日本の演劇界を変えてしまったんだなぁ、、、ってこと。
太平洋序曲、オイル、Don't trust over 30。改めて、911のインパクトの大きさを思い出す・・・。
でもさぁ、この話って、戦争について、触れたかったのかなぁ。戦争について何か言いたかったんだとすると、
もうちょっとどうにかならなかったか?照れ隠しの長さと散漫さ。
もっと、ぎゅっと絞ることができたような気がする。
とにかく、ユースケが宙吊りまでして体張って頑張ってたのを見たのはよかった。
けど、完成度はイマイチか。。。ユースケ、顔とかはどうでもいいですけど(笑)、存在は意外と好き。
これ、パンフレットがすっごい可愛いの。役者がみんな60年代〜70年代っぽいファッションで
レコードジャケットみたいな写真をとってて、それがほんとにレコードジャケットに入っているの。
それを入れるビニール袋も、タワーレコードみたいに黄色地に赤い字でDon't Trust over 30って書いてある。
これだけパンフレット可愛いの作って、これだけ豪華スタッフ&キャスト集めてるんだから
うぅ〜ん、もうちょっと、ストーリーを面白いものにしとかないと、、、nice try, but...もったいなかったねぇ・・・。
♪CHICAGO♪
映画がアカデミー賞を取ったこともあって盛り上がっていることだし、またもや来日。
今度はイギリスのツアーカンパニーっす。弁護士ビリー役は元 WET WET WET のボーカル
マーティン・ペロウだってのが話題でございます。
03.6.13 赤坂ACTシアター
STAFF
BARRY & FRAN WEISSLER
by arrangement with CLEAR CHANNEL ENTERTAINMENT
present
MARTI PELLOW EMMA CLIFFORD LISA DONMALL MARTIN CALLAGHN
in CHICAGO THE MUSICAL
Lyrics by FRED EBB
Music by JOHN KANDER
Book by FRED EBB & BOB FOSSE
Original production directed and choreographed by BOB FOSSE
Based on the play by MAURINE DALLAS WATKINS
with DEBRA MICHAELS and MORGAN CROWLEY
Supervising Music Director ROB FISHER
Musical Director GARTH HALL
Scenic Design JOHN LEE BEATTY
Costume Design WILLIAM IVEY LONG
Lighting Design KEN BILLINGTON
Sound Design RICK CLARKE
Script Adaptation DAVID THOMPSON
Orchestrations RALPH BURNS
Dance Music Arrangements PETER HOWARD
Based on the presentation by City enter's Encores!
Original New York Production Choreographed by ANN REINKING in the style of Bob Fosse
Re-creation of Original Choreography by GARY CHRYST
Original New York Production directed by WALTER BOBBIE
Re-creation of Original Direction by SCOTT FARISCAST
Go-To-Hell Kitty Verity Bentham Velma Kelly Lisa Donmall Roxie Hart Emma Clifford Fred Casely Jake Samuels Sergeant Fogarty Spencer Stafford Amos Hart Martin Callaghan Liz Jennifer Ashton Annie Ckaire Coates June Bonnie Parker Hunyak Sarah Keeton Mona Haley Flaherty Matron 'Mama' Morton Debra Michaels Billy Flynn Marti Pellow Mary Sunshine Morgan Crowley Doctor Robert Kelly Harry Robert Kelly Aaron Phillip Aiden The Judge Spencer Stafford Martin Harrison Steven Paling Court Clerk Barnaby Thompson Jury Sam Hall Bailiff Steven Paling
ついこの前、映画を観たばかりだったから、すごいファミリアー。
こういう、知ってる知ってる!っていう感覚あふれる観劇って楽しいものだ。最初、ヴェルマがセットからせり上がって登場した時、スケールが狂っているかのように
でかく見えてびっくりした。巨大女優かっ!すごい背高いっ!足、長っ!
ロキシーがちっちゃい人なのでよけいにでかく見える。全体的に、無難、というか、すごい可もなく、すごい不可もなく、という感じの
プロダクションだったかな。アンサンブルも、すごくうまい、ぴったり揃ってまとまってる、
とかではなく、なんか微妙にばらばら。ま、それも味といってしまえば味か。
ま、面白かったし、ミスターセロファン、ナイスで可愛らしかったし
(あの曲つい口ずさんでしまうんだよなあ)、なにより、お供に連れて来たR(妹)が
(今回は観たいっつったのがRだったからあたしがお供か)満足していたので大変良かったである。なんだかねー、名古屋から東京に帰って来て、こう、仕事帰りに(金曜日でした)ぴょっと劇場へ行って
客席で同じく仕事帰りの妹と「おうっ」と待ち合わせて楽しい舞台を観ることができるっていうのが
嬉しくてさ〜。プチハッピーってやつか。本当の幸せというのは、こういう小さな幸せのような気がします。
♪tick, tick...BOOM!♪
RENT の作者 Jonathan Larson の自伝的作品・「30/90」に改訂を重ね、2001年にオフ・ブロードウェイで
上演された作品が日本上陸。主役のJon(Jonathan)を演じるのは、RENT JapanでMarkを演じた山本耕史。
03.6.14,22 天王洲アイル・アートスフィア
STORY
ニューヨーク・グリニッジビレッジ。時は1990年。ボロアパートに親友のマイケルと住み、
ダイナーでウエイターのアルバイトをしながらミュージカルをかきつづけ、成功を夢見る
30歳目前の作曲家の青年・ジョナサン。
マイケルは役者への道を捨て、サラリーマンに転向、がんがん稼ぐようになった。
一度、自分の会社に来てみてくれ、と誘ってくるマイケル。
ガールフレンドのスーザンは最近、ニューヨークを離れてどこかもっと静かなところに住みたい、
と話すようになった。
何年頑張ってもなかなかミュージカルの世界でめがでない焦り。
周囲は社会人として地に足をつけた生活を始めている。
自分はこれでいいのか?あと少しで30歳なのに・・・
STAFF
作・作詞・作曲 ジョナサン・ラーソン 台本補綴 デイビット・オーバーン 翻訳・訳詞・演出 吉川徹 音楽監督 深沢桂子 美術 松井るみ 照明 高見和義 音響 山本浩一 振付 夏貴陽子 衣装 沼田和子 ヘアメイク 河野はるみ 振付助手 神田英姫 演出助手 菅田恵子 舞台監督 二瓶剛雄 CAST
Jonathan 山本耕史 Susan/Rosa/John's mother/secretary
Judy/KaressaYU-KI Michael/John's father/exective
market research guy/temp staff
counter guy/Sondheim大浦龍宇一
やっと。観ることができた。
CDを聴いてたので曲は知っているし、主人公ジョナサンの人生、運命も知っている上で、
初めて観るってのは面白い体験だった。山本耕史、ジョンをやるのは彼しかいなかったんだろうな。出演者がたった3人のショウを
引っ張ることができ得るという実力に加え、やっぱり日本の役者の中では体内のジョンの
スピリット濃度が一番高いだろうしね。それが絶対必要なこととも思わないけど
(彼以外の人の中に、それをゼロから育てることはいくらでも可能だから)
まあ自然な流れでのキャスティングだろう(というか、このプロダクション自体、彼にこの役を
やらせるためのものだったのかも)。しかし、あとの2人のキャスティングの理由がイマイチ見えない。
だってやはり、予想通りyu-ki は。。。小室さんちの歌姫の音程のとりかたって
私には低く聴こえてしょうがない。それに彼女の声ってtrf のサウンドの中であくまで音の一つとして
鳴っている時はいいのかもしれないけど、なんだか歌詞を伝える歌声として聴くとあんまり心地よくない。
まあそれでも思ったほど酷くなかったということで。。。(笑) さすがに、ダンスはできるというか、
体のキレはいい。足もあがるので見て手気持ちいいし、小柄だから山本との見た目のコントラストは
なかなか良いし。マイケルの会社の女性とジョンのエージェントのキャラが同じだったけどまあいっか。
芝居初めてだったんだよね。。。
あと、気になったのは、何故か、シーツ巻き付けて、ニュージャージーに引越す、というとこの台詞、
私がみた2回ともかんでいた。そんなに言いにくい言葉だったかしら。。。彼女以上にどうしようだったのは大浦さん。んー見た目の細さと存在感が正比例。なんか薄っぺらい。
悩み苦しみや痛みが伝わってこない。ジョンみたいなそのものズバリ、「痛いよ!」なんていう台詞は
なしで痛みを伝えるというのは、よほど役者力が必要なのだろうか?そうとも思えないけどなあ。。。
(かえって、台詞無しで表現するほうが簡単なんじゃないだろーか。)
歌声も深くないしなあ。せっかくあんないいソロ曲があるのにさぁ〜・・・。
なぜ彼がキャスティングされたのか、謎。ま、文句はこのくらいにして。観ていて、思い出したのは去年観たA CLASS ACT。
みんなが聴いてくれる音楽を作りたい!と願う主人公。観客は、みな彼の成功を知っていて、
みな彼がすでにこの世にいないことも知っている。彼の音楽が日の目をみるのは、彼の死後。。。
結構共通点があるのだ。
ただ、a class actのほうは観終ったあと、エドの劇場への愛と友人たちのエドへの愛と、
ついでに観客のa class actへの愛で、丸い気持ちになる。
一方ttbは、、、なんというか、青春の終わりと痛み。少し苦い気持ちになる。
a class act のエドは冒頭で幽霊として現れて、既に死んでいるけど、
ttb の舞台上のジョナサンはあくまで生きていて、彼自身の死については全く描かれない。
ラストシーンのハッピーバースデイの5年後に、彼が死ぬことを了解して観るってのはやっぱり切ないなー。これ、RENT観たことなくて観てもよいとは思うけど(青春の悩みはユニバーサルだ!)
やっぱりRENT HEADSはより楽しめるなー。音楽のそこかしこにRENTからのフレーズが。
tango:maureenに santa fe・・・。will I ? のイントロのギターが響いた時は不覚にも涙が。
バックに流れるだけで歌われなかったけど、脳内字幕の一種というか、歌詞が思い浮かぶ。
Will I lose my dignity? Will someone care? Will I wake tomorrow from this nightmare?
(僕は尊厳を失ってしまうのか?誰かかまってくれるのか?明日この悪夢から目覚めることはできるのか?)
そうかー、マイケルが感じていたであろうことをジョンが受け取り、RENTの中で
will I ? で代弁してたんだなー(涙)BWに対する複雑な気持ちの吐露は面白かった。もともとBWに対して「大好きだし、すげーんだから
まねっこや輸入して何が悪い」という憧れと開きなおりに対し「もっとオリジナルなもんが
つくれるんじゃないのぅ、BWなんてへでもないような!」という自信と劣等感ないまぜの気持ちが
同時に存在するこのニッポンミュージカル界に似ている。そういう気持ちの渦巻の中から
新しいものって生まれてくるのだろうか。だとしたら、悪くはない。かな。うん。ラスト、あんまり何も解決はしてないけど、ちょっと前向きでもいいかなー、ぐらいの気になってる
ジョンとそれを囲む友人たち、っていういい雰囲気で終るのが嬉しい。ちょっと救われるというか。
あー、この後に、RENTが、ある、のかー。なんとも言えない気持ちだ。
CDじゃ、歌の部分だけだからね〜。やっぱり、舞台で観ないと。観られて良かったっす。
30歳目前の仕事や人生の悩みが、その大きさも、住んでる国や性別が違っても、痛く響く。
あぁ〜、痛い・・・。う〜ん、私の年齢的に、ツボすぎました(涙)
親友をエイズで失う、という痛みは、想像するしかないけれど、想像させるだけの力のある
熱演でしたね、山本くん。もらい泣きっす。大浦さんがもう少し、想像させてくれればなぁ(笑)なんかねー、Real Life と Come To Your Senses の2曲、もったいないなぁ!
良い曲だからさぁ。Real Life は石原慎一さん(コリンズね)あたりに歌ってほしかったなぁ。ね?ね?RENTって、もともとの企画(プッチーニのラ・ボエームを下敷きにしたロックミュージカル)
があって、その上で作られているから、ジョンのオリジナリティってのはどこなの?ってのがあるけど、
ディテールとか、なにより、込められた思いが、そう、ジョンのものだったのだなぁ・・・
と改めて感じた。こりゃー、ttb、NYで上演されたとき、ジョンやRENTに関わった人たちは
涙無しには観られなかっただろうなぁ。22日は東京公演の最終日。アンコールで、山本&大浦が "BOHO-Days"を歌ってくれました。
大浦さんがやたら「俺はやったぜ!やり切った!」と満足げでテンション高かったのが印象的(笑)おいー。あ、あとねー、ジョンの「自分の世代の分析」が面白かった。Twinkies 超懐かしい!食べたぁ〜い!
S・U・G・A・R!!!(疲れ気味かしら。甘いものが食べたいのです。)
♪テアトル・ミュージカル 星の王子さま♪
1993年に限定公演「リトル・プリンス」として、サン・テグジュペリ「星の王子さま」を音楽座が
世界で初めてミュージカル化。その後改訂して「星の王子さま」として公演を続け、音楽座解散後も
トリビュート公演としてよみがえったりした名作だった。
今回は、遊◎機械/全自動シアターをやってた白井晃が演出し、音楽も全く新しく作り直した新作ミュージカル。
03.8.17 東京国際フォーラム ホールC
STAFF
原作 アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ 演出 白井 晃 脚本・作詞 能祖将夫 作曲・音楽監督 宮川彬良 美術 松井るみ 照明 高見和義 音響 山本浩一 振付 杏奈 衣装 太田雅公 ヘアメイク 林 裕子 演出助手 河合範子 舞台監督 有馬則純 プロダクション・マネージャー 堀内真人 CAST
王子 宮崎あおい 飛行士 保坂尚輝 花 EPO うぬぼれ男/キツネ ROLLY 地理学者 松澤一之 実業家/あきんど 内田紳一郎 点灯夫 宮川浩 呑み助/転轍手 福本伸一 トルコの天文学者 宮川雅彦 ヘビ 杏奈 ヘビの声 白井晃 王様 すまけい バラたち zeroc(石中浩子、植木美奈子、熊田亜紀子、田中真希、和田みゆき)
初めてやってしまった。遅刻する迷惑な客。しかも、寝坊で。なんてことだ!
フォーラムCホールに駆け込んだ時にはロビーに「羊の絵を描いて!」という台詞が
響いていた。あー、王子さま登場しちゃってるよ!係員の誘導で席に着く。
幸い、1階最後列の一番上手側はじっこだったので、誰かをまたいだりすることなく着席。ほうっ。あおい王子は薄いグリーンの上下で、黄色いマフラーをして、金色の髪はちくちくと逆立っている。
原作の挿絵にとても忠実。意志の強そうな声でしゃべっている。映画では、ははーん、可愛いな、
うまい子だな。と思ったけど、舞台だとちょっと単調。と言うより、一本調子。
これは初舞台だからしょーがないと言って片付けていいものか。。。んー。歌も歌えてない。
ま、ミュージカル、というより「音楽付きの劇」で、脇を固める人達は歌うけど、
王子や飛行士はほとんど歌わないから許容範囲ということ・・・なのか?
それにしても、学芸会じゃないんだから頼むよ、という歌声だった。
映画の世界では売れてる女優さんだから、ファンがいるのか拍手が起きてたけど。
やっぱ学芸会ノリなのか、観てるほうも。。。わぁ、あおいちゃんが歌ってる、可愛いぜ、って・・・王子を「飛行士の分身」というか、少年時代の象徴ととらえた脚本らしく、王子が人間っぽい
我がままさをちょっと感じさせて、なんか嫌だなぁ。かと言って元気な少年っぽさはなくて、、、
王子も飛行士も全体的に動きが少ない。。。ま、歌やダンスを見せるのが重要なのではなく、
物語を流れさせるためにやっぱり音楽が必要だったからミュージカルっぽくなったって感じだもんな。オケは小規模で、弦やウインドチャイムの音。物憂げで優しい音楽。
やっぱりこういう感じになるのかー。かー。かー・・・。はぁ。まったく違うプロダクションだけど、
そうは言ってもどうしても思い出してしまう。音楽座の星の王子さま。
同じ小説、しかも挿絵入りで視覚的にもイメージがある程度限定されていて、
版権の管理が厳しい作品のミュージカル化だからそんなにかけ離れたものにはならない。
もちろん比べるつもりはないし、そんなの無意味だけど、それ以前に、思い出して
しまうのだからしょうがない。
うぬぼれやローリーが乗って登場した鉄のグローブ(地球儀)でもマドモアゼルモーツアルトの
セットを思い出してしまう。やはり音楽座に連想が。
松井るみ氏のセットはとても美しく、照明の色も綺麗。渡り鳥を風船にするってのもナイスだし、
点灯夫の自転車のノスタルジックさもとてもいいと思った。アンサンブルも素敵。
でも、でも・・・花。EPO、どうもイマイチ。イメージじゃない。失礼だが、オバサンくさい。
衣装ももったりと太めに見えてよくない。EPO自体は昔から好きだけど、さりげない抱擁力が
ありそうな温かい歌声は、この花には似合わない。これも結局、石富さんの美しく強がりで
実は脆い高飛車女優のような花のイメージが私の中に鮮やかに残っているから
余計にそう思ってしまうだけかもしれないけど。キツネ。なんか、キツネの皮を被った男、みたいな。割とリアルなキツネ衣装。
ローリーのキャラとはよく合ってるけど、なんだか元気がないなあ。
王子が去り、金色の麦畑を見て王子の髪の毛を思い出しキツネが歌う歌には涙が出た。
が、耳ではローリーキツネの歌を聴きながらも私の頭の中にははっきりと
畠中キツネが歌うあの歌が流れ、耳に聴こえる曲が頭の中で流れる曲と違う、ということに
対して出た涙だった。ローリーがダメだったんじゃなくてなー。
あたしが聴きたいのはこれじゃないー。。。この曲じゃないーーー。ううっぅぅうぅ。私はこの舞台を観ているようで、それを透かして「自分の中の音楽座の星の王子さまの記憶」を
観ていたのだ・・・音楽座のプロダクション以上か以下かはどうでもいいし、わからないけど、音楽座のほうが、好き。
ごめんなさい白井さん、こんなシツレイな客で・・・(笑)
いくら冷静に観ようと思っても、もー、ムリでした。。。でもねー。原作の解釈というか、脚本・・・音楽とか美術とかナシで、例えば脚本だけ
読んだとしても、私はこの作品を「な、なんか違う・・・」って思ったんじゃないかなぁ。
プログラムで白井氏は「王子は、無垢ゆえの残酷さ、純粋ゆえの我が儘さを持ち合わせているからだ。
王子が出会う様々な人物たちも、王子にとって大人と言う異質なものであっても、彼自身が、
彼らから観れば異質なものであることを知らないでいる。飛行士は、そこに自分との共通点を
見るのであり、彼の話から、今の自分を悟るのだ。」(本公演のプログラムより)と語っているのだけれど、、、確かにそうかもしれないんだけど、そこにポイントを置くという
感覚が、なんか違う、っていうか・・・。結局、私は王子に、やっぱりどこか、<星の王子さま>であってほしいという、、、
宇宙人というか、静かに何かを悟っている不思議な感じを求めているんだろうなぁ。。。