♪ラ・マンチャの男♪

松本幸四郎が日本で演じはじめて99年で30年。
2000年の今回の公演は、彼がブロードウェイで演じてから30周年記念なんだそーだ。
話が3重構造になっていて複雑で(だから私、ここでストーリー説明できましぇん^^;)、しかも哲学的。
でもこれだけ長い間愛されてきたってことは、名作の証。

 

00.5.20. 日生劇場

STAFF

A Musical Drama by Dale Wasserman
Music by Mitch Leigh
Lyrics by Joe Darion
Original production Staged by Albert Marre

Translated by Iwao Mori Yohko Takata & Ryoh Fukui

日本初演の振付・演出:Edward Roll
演出: 中村哮夫
演出協力: 松本幸四郎
振付: 坂上道之助
照明: 吉井澄雄
音楽監督: 滝弘太郎
装置・衣装: Howard Bay Kotaroh
衣装: Maki Patton Campbel
音響設計: 本間明
指揮: 塩田明弘

CAST

セルバンテスとドン・キホーテ 松本幸四郎 アルドンサ 鳳蘭
サンチョ 佐藤輝 牢名主と宿屋の主人 上條恒彦 
カラスコ博士 浜畑賢吉 アントニア 松本紀保
神父 石鍋多加史 家政婦 荒井洸子
床屋 駒田はじめ マリア 塚本理佳
宗教裁判所の隊長 大石剛 ギター弾き 寺前浩之
ムーア人の娘 萩原季里 フェルミナ 片岡身江
ペドロ 右田浩美 アンセルモ 越智則英
パコ 佐嶋宣美 テノリオ 新井武宣
ディエゴ 中村隆男 パブロ 大塚雅夫
ホセ 山本真裕 ファン 美濃良
フリオ 佐々木しんじゅ    
護衛兵 鈴木良一、原田弘幸、小池浩司、山本直樹
連れ出される囚人 祖父江進    
廷吏 久野真人、栗林昌輝、村田究、長尾健吾
織田和馬、土師聡一郎、石本靖朗、石崎力弥

 

はー。まだまだ有名で名作で誰でも知っているようなミュージカルでも観た事ないとか
私が知りもしない作品がいっぱい。
そう思うと、まだいっぱい名作が新鮮な気持ちで観られるってことだから、わくわく。

あえてほとんど知識なしで観たが、なるほどー。そういう「入れ子」構造なのか。
でももうミュージカルの世界ではクラシックに近い息の長い作品だから、やはり
分かりにくいとか、そういうことはないのねー。
やっぱり長く永く残る物っていうのは良いから残るのであるね。
特に音楽とかパフォーミングアーツっていうものは。

2階席で、真中へん。¥3,000の席だったが、充分すぎ。かえってステージ見渡せて良い。
他の日本でやってるミュージカルに比べたらコストパフォーマンス良い。

幸四郎さんがコレ演りはじめて去年で30周年、今年はNYで演ってから30周年
なんだそうだ。30年前、初めてドン・キホーテになったときってのは、
現・染五郎
(息子)と同い年27歳。
はー。そんな若い時にこんなんやってたんかー。しかもBWでも。
そして、父親が30年演り続けている役に出会った年齢に達した息子は何を思うのでありましょう。
さーどうする、染ちゃん!

しかし、最初の獄中のシーン、幸四郎さん何言ってんだか ごにょごにょしててよく聞えなかった。
あまりにも長くやりすぎてセリフも何も自分のものになってて自然になりすぎちゃってんの?
でもだんだん私の耳が聞き取り体制になって慣れると、ちゃんと聞えてきたけど。
やはり存在感あるよねー。
サンチョ・パンサのloyaltyと可愛いキャラクターは感動モノだわ。
そしてアルドンサの鳳蘭。2階席の上〜のほうまで届くあの顔の激しい存在感は何!?

親娘共演の長女 紀保さん。あのアントニアって、難しい役だなー。
なんつーか、何考えてるんだかよく分からないっつーか。
出番もそんなに多い訳じゃないから客にそれを伝えるのも難しいのかもね。
妹の松たかこ嬢が演ったときはどうだったんだろう・・・。
しかし、きっと本人たちは「気にしない」と言うに違いないだろうが、姉妹で同じ役を
しかも父親と同じ舞台で演るって、周囲からは絶対比べられるし、どんな気持ちなんだろうか。
あ、でもキホさん、声は素直でキレーだったわ。

・宿の主人の上條恒彦、やっぱいいなー。好きだわー。うまいー。
・死の床のキハーノにサンチョが歌う
A little Gossip なんて、なんか感動的。変な歌だけど。
・馬がカワイイ
見果てぬ夢 The Impossible Dream なるほど、名曲。
 最後セルバンテスが牢から出て行くシーン、いやー、画的にもかっこいいし、曲ぴったり。
 階段を上がったところにあるのは絶望の世界のはずだけど、希望の光もありそうな。うーむ。
 で、最後の最後までついていくサンチョのloyaltyがまた、イイ。

多分、これは何度か観ると面白いのだろう、きっと。

 

おまけ。ビビったもの。アルドンサのボインメイク」
線、くっきり書いてんの。すっごい。

 


♪エリザベート♪

オーストリア・音楽の都ウィーン発(1992年)のミュージカル。
日本ではまず1996年に宝塚の雪組が初上演。続いて星組、宙組が上演。
宝塚版では、やっぱり男役を主役に据えなければならんという関係上、トート(死の帝王)を
クローズアップした造りになり、コレが大成功。

そして東宝版。宝塚でトートを演じた一路真輝をエリザベートに起用。
もともとのウィーン版と同じく、エリザベートをヒロインとしたつくりで上演。
トートは山口祐一郎とミュージカル初挑戦・内野聖陽のダブルキャストで話題に。

 

00.7.15ソワレ,23マチネ 帝国劇場

STAFF

脚本・歌詞 ミヒャエル・クンツェ 音楽 シルヴェスター・リーヴァイ
オリジナル・プロダクション ウィーン劇場協会 演出・訳詞 小池修一郎
翻訳 黒崎勇/迫 光 音楽監督 甲斐正人
ダンス演出・振付 大島早紀子 振付 麻咲梨乃
装置 堀尾幸男 照明 勝柴次朗
衣装 朝月新次郎 音響 渡邉邦男
製作 岡本義次/坂本義和    

CAST

エリザベート 一路真輝 トート 内野聖陽/山口祐一郎
フランツ・ヨーゼフ 鈴木綜馬 ルキーニ 高嶋政宏
ゾフィー 初風諄 マックス 寺泉憲
ルドルフ 井上芳雄 ルドヴィカ 阿知波悟美
リヒテンシュタイン伯爵夫人 伊東弘美 ヴィンデッシュ 岡田静
マダム ウォルフ シルビア・グラブ エルマー 今拓哉
シュヴァルツェンヴェルク公爵 塚田三喜夫 グリュンネ伯爵 治田敦
アンサンブル 井上めぐみ、梅村陽子、大川美佳、小野佳寿子
河合篤子、北林優香、栗原朗子、鈴木喬子
鈴木葉子、長谷川美穂、平澤由美、丸山千津子
尹嬉淑、青柳勝大郎、池田紳一、石山毅
小原和彦、斉藤桐人、酒本朗、砂川直人
武内耕、野沢聡、藤本隆宏、松澤重人
水野栄治、森田浩平
幼少時のルドルフ 小野泰隆、北尾亘、近野桂介、高橋徹
トートダンサー 清水隆伍、須田英幸、鴇田芳紀、縄田晋
NIRO、東山義久、藤浦功一、吉川哲

ちなみに私が観たのは15日、23日ともに内野トート閣下。

 

噂の音楽はホント、美しいメロディがたくさんあって、素敵。
オープニングはその音楽の力でもってぐいぐい客を引き込む感じがあって
見た目も迫力。
ただ、途中オーケストレーションというか、アレンジがダッサーく聴こえるところがいくつか
あって興醒め。そんなこと思ったの私だけかなー。
特に、一路さんのために書き下ろされた新曲 
♪夢とうつつの狭間に
んー、これはアレンジというより演奏とか音響の問題だったのかな。ドラムスがもっとタイトに
カッコ良くきこえるようにしてほしかったなー。
でもやっぱりエリザベートの 
♪私だけに のメロディーの美しさは絶品だし。
それを歌う一路さんの歌の力と、新婚初夜のベッドまで姑に暴かれてしまう可哀相な状況から
自我に目覚めてゆくエリザベートの姿を描くという流れ、エリザベートが一人で大きな扉を
開けるという演出。感動的ねー。
扉といえば、宮殿の中を表現している扉のいっぱいついた書割の安っぽさには閉口。
なんかねー。全体的に、衣装の豪華さに比べセットは印象薄いかな・・・。

一路さんは声きれい、見目麗しく、ダイヤスターの髪飾りをつけたドレス姿は、まー!ステキ!
晩年も上手かったし、ルドルフの棺にとりすがって泣くシーンは涙を誘うしね。
鈴木綜馬氏のフランツ、安定した力で観てて安心。

それと比べると(比べるなーっ!)内野トート・・・。
初ミュージカルにして客を楽しませる力技はたいしたもんでしょう(?)。
しかし歌も力技なんだよねー。曲中の盛り上がるところはとにかくフォルテッシモで
力づくで歌ってる。声もガリガリ割れたり音程も不安定。のびがなくて余裕が無い感じ。
そうだ、それ!「余裕のなさ」 これが 「
切なさのなさ」 につながっているような気がする。
だから、「余裕あり」 の鈴木フランツの方が 「切ない」 んだよ。うん。
コレはマズイでしょ。“死”であり、生身の人間でないトートが、生身の人間であるエリザベートを
愛してしまうという強烈な設定、そこに 「切なさ」 が足りないなんて。
トートが一番 「切なさ」 を表現できなきゃいけないキャラなのに。
ま、動きのほうにはまだ歌よりは余裕あったようだ。

宝塚版は観たことがないからよく分からんが、絶賛されてたのはやっぱり
トートに主眼が置かれ、彼の切なさを描き、それがちゃんと表現されていたからなんだろうな。
推測するに。
その方がエリザベートの“ヒロインもの”よりも面白そうな気がする。単純に。

そして。高嶋兄ルキーニ。濃い(笑)。
トートダンサーズ。うじゃうじゃ出てきて白くてキモチワルくて上半身ハダカで
ジャマなんだけど、そこが画的におもしろいかも。しかしみんな細いな〜。
パンフの写真、縄田くんが一番トートな格好が似合ってなくて笑える・・・。
ルドルフの井上君、声高いが光っていた。ちびルドルフも健気で良い。
シルヴィア・グラブ、またしてもスゴい役。カッコイイな〜。なんだか
男前(笑)。

 

23日は祖母と一緒に観劇したのだが。祖母のお言葉。

「昔も今も、嫁姑戦争っていうのは同じなのねぇ〜。なんか可笑しくなっちゃったわ。」

 

おまけ。

シシーちゃんトートくん
2人のカーテンコール

23日マチネのカーテンコールは何故か盛り上がり、
一路さんと内野氏2人だけの特別カーテンコールがありましたとさ。

ちょっと調子に乗っていた、内野氏(笑)。


♪ジキル&ハイド♪

東宝、期待の話題の大新作。90年にワイルドホーンがRobert Louis Stevensonの
「ジキル博士とハイド氏」をミュージカル化。以来、ブロードウェイをはじめ世界各国で
上演されてきたヒット作。

STORY

19世紀末のロンドン。青年医師ジキル博士は、セント・ジュード病院の最高理事会で
自らの研究の人体実験の許可を得ようとする。
その研究とは、人間の中の「善」と「悪」を分離する薬を作る、というものであった。
危険極まりないとして理事会で却下されてしまったが、なんとしても自分の試薬で
実験をしたいジキル。この研究が、精神を病んでしまった父を助け、ひいては人類のためになると
固く信じているのだった。

愛するエマとの婚約披露パーティーの後、ジキルは友人の弁護士・アターソンに
夜の街へ遊びに連れ出され、いかがわしいパブで働く娼婦のルーシーと出会う。
そして、ルーシーの「私は仕事をしている自分と本当の自分を分けているの」という言葉に、
自分自身を研究の実験台に使うことを思いつく。

彼は、薬によって自らの中から分離された“悪の人格”ハイドと、ジキルの人格の間を行ったり来たり
するようになる。やがてハイドはロンドンの街で連続殺人を犯す・・・

01.12.15 中日劇場

STAFF

原作 R.L.スティーヴンソン 台本・作詞 レスリー・ブリッカス
作曲 フランク・ワイルドホーン 上演台本・詞 高平哲郎
演出 山田和也 音楽監督 甲斐正人
装置 大田 創 照明 高見和義
衣装 小峰リリー ヘアメイク 武田千卷
声楽指導 北川 潤 岡崎亮子 振付 上島雪夫
アクション 渥美 博 音響 大坪正仁
指揮 塩田明弘 西野 淳 舞台監督 染谷信幸
プロデューサー 古川 清(東宝) 栗田 哲(ホリプロ) 舛田明廣(フジテレビ)

CAST

ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド 鹿賀丈史
ルーシー・ハリス マルシア
エマ・カルー 茂森あゆみ
ガブリエル・ジョン・アターソン 段田安則
ダンヴァース・カルー卿 浜畑賢吉
サイモン・ストライド/市民/客 石川禅
ベイジングストーク大司教/スパイダー/
市民/物乞い/客
大須賀ひでき
サベージ伯爵/市民/客 林アキラ
プール/患者(ジキルの父) 丸山博一
ビーコンズフィールド侯爵夫人/市民/客 荒井洸子
ネリー/市民/客 北村岳子
女将/市民/客 有希九美
グロソップ将軍/市民/客 阿部裕
市民/客/新聞売り 阿部義嗣
市民/客/ドアマン 岩田元
市民/執事/客/巡査 岡田誠
アーチボルド・プループス卿/市民/客 小関明久
ビセット/市民/客 松村曜生
市民/客/娼婦 飯田容子
市民/客/娼婦 園山晴子
市民/客/娼婦 鳥居ひとみ
市民/客/娼婦 古郡やすこ

かなり寒〜い日。劇場は中日ビルの上〜の方、9F。1Fのロビーにはクリスマスツリーが
しつらえてあり、9F行きのエレベーターの前にできた列はカップル率高し。
ひとりで観にくる女性はあまりいない模様。なるほど。ジキルとハイド。
ミステリアスで悲しいlove story。デートにはぴったりか・・・。

2階席からなので♪Facade(アンサンブル曲)なんかはすごく見やすいけど、注目すべき
ジキル←→ハイドの行き来の表情は肉眼では見えないのでオペラグラス大活躍。
いやー、鹿賀氏、大熱演!カッコイイ。けど化粧、濃い!!
♪Facade 美しい曲だしアンサンブルの歌の迫力、動きもいかにもデカいミュージカルを
観てる〜という幸せな気持ちを起こさせる。あぁ東宝。キャストもすごく東宝だし。
時々、あ!ジャン・バルジャン!な〜んて鹿賀さんの声の端々にレミゼを感じたりして。ヤベぇ(笑)。
石川禅さんはマリウスとは打って変わって嫌〜な青年だったけど美声は相変わらずだなー。
鹿賀さんはさすがうまい。真面目な青年Jekyll をあの歳(失礼^^;)にしてはちゃんと若々しく
やってたし、ちょっとお茶目に笑いをとるのも余裕。Hydeに変わったときのヤバい男も面白い。
けどHyde から戻ってヨレヨレに憔悴してる Jekyll にちょっと年が出ちゃってる〜ヨレヨレ〜
ちょっと声も疲れているのか伸びがない。高い音で張って伸ばすのが辛そう。

マルシアは評判良くて、期待していて。なかなか良かった。歌は上手いし。この役にすごく賭けてる
っていう高いテンションがわかる。しかも娼婦役って美味しいし。たいがい悲劇を背負うから。
アピールしやすいからね。客の心に。ご多分に漏れずルーシーも美味しい。
強く、虐げられても強く生きる娼婦。ジキルに研究のカギを与える発言をしたり、傷つけられて
弱ったり、ハイドとのeroticなカラミもありーの、最後は新しい世界を夢見て
天使みたいな白い服(コレ中身は美しいことの象徴だよな。ファンティーヌもそうだった)を着て歌い、
ハイドの手で殺され白い服を血に染める。視覚的に娼婦服→白い服ってだけでも美味しいもん。

一方でアピールしにくいのが清純なヒロイン。
レミゼで言えば娼婦サイドはエポニーヌ(ファンティーヌもか)それがここではルーシーで、
清純派サイド・コゼット並に美味しくないのがエマ。
しかし、ウマ味が無い割りに、全然期待してなかった割に、茂森あゆみは良かった。
きれいな声
(やっぱ歌は上手かった・・・鹿賀さんの声の調子があまり良くなかった&
マルシアとはタイプが違う正統派ってことで茂森の声が際立った)で、一途な、純粋な、
しかしバカではなく芯のしっかりした愛情の深い女性。いっしょけんめい!演じていた。
「上手い!」ってワケではなく、「好感持てる」。誠実。ただ、んー、せっかく美人なのに・・・
あの髪型は似合ってないって(あれが似合う人もいないと思うが)。
それと、ラストのウェディングドレス。何だあれ!わざわざあんな
デブでズン胴に見えるドレス
しなくてもよかろうが!!もったいない。

音楽は美しく、セットもなかなか。しかしアレは何だ ジキルの実験室のセット。医学?薬品?化学?
何の研究室?あのドでかい歯車は何の実験に使うのだー!?変!!
変と言えば・・・ジキルの研究テーマがそもそも変 かなぁ。
現代では多重人格を統合するとかいう方向で普通は治療すると思うのだが、
人間の善と悪を分けるって・・・わざわざ分けるって・・・
で 善だけを取り出そうと思うなんてそんなバカな・・・そしてこの研究がどのように精神を病んだ父を
救うんだ・・・?(コレって劇中で語られてたっけ・・・?忘れた)
この変さは舞台設定された時代と現代(私)との間のギャップによって感じられるものなのねきっと。
なんかこうイマイチすんなり受け入れられず。でもそんなことにこだわるのは無意味なのねきっと。

ハイドは基本的には敵討ちとして自分(ジキル)の研究に反対した病院理事会の連中を殺して行く。
それは観客の目にも腐った金持ちを征伐するんだから痛快に映るけど、ルーシーを傷つけたり
殺してしまったのは・・・サド?快楽?いや、ジキルに対するjelousy?
いや、やはり愛、か・・・この分からなさが人間ってことね・・・。

Utterson の段田安則。歌もヘタなりに頑張ってます感が出ててよかったわ。ふ。
キャラクターの勝利ね。

全体的にクオリティ高くていい作品。なんだけど、また観たい!とまでは思わない。
そんな作品・・・。ありゃ・・・。

 

東宝ということで、キャストもかなり「レ・ミゼラブル」とかぶっていたし色々連想することもあったけど
雰囲気としては「オペラ座の怪人」にも通じるところがある。
misoppaさんのとこのJ&H評を読んでなるほど〜と思ったのよ。)
近代ヨーロッパが舞台。明るい日の光の下ではなく、暗い夜・暗い実験室・暗い地下室・・・
「オペラ〜」では主人公(怪人)が異形の姿を仮面で隠している。
ジキルもハイド(ある意味異形の者?)を必死で隠している。
オーケストラが奏でる怪しく甘美な、時にドラマチックな音楽、豪華な衣装・・・

決して二番煎じというわけではないのよ。音楽はパワーあるし。でも新鮮な驚きはあまりなかったかな。

多分、ボーイフレンドと2人でデートでみにきて、何も考えずに、ちょっとおどろおどろしく
悲しいラブストーリーを素直に楽しむ、ってのが正解だったでしょう。クリスマス前だったし。
私はちょっと考えすぎだったかも。

えーと、私のとなりに小学校低〜中学年の女の子・男の子をつれたファミリーが座っていたのだが
残念ながらこの作品、ちょっとファミリー向けではなかったようですネ。
ハイドとルーシーの♪Dangerous Game なんて、あんなセクシーなシーン、コドモに
「あれ何してんの?」とか聞かれたらどーすんのよ?まさに“キケンな遊戯”なのに(笑)